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特集上映：サム・フリークス Vol.26

特集上映イベント「サム・フリークス」の第26回は「人種のるつぼ（もしくはサラダボウル）」としてのアメリカを描いた映画を2本立てで上映！ 1本目は名優シドニー・ポワチエの代表作の一つである『いつか見た青い空』を、2本目はジョー・ダンテの隠れた傑作である『セカンドインパクト』を上映いたします。

どちらもこれを逃すとなかなか劇場では観ることができないであろう貴重な作品で、特に『セカンドインパクト』は日本初上映ですので、この機会にぜひー。今回も有料入場者1名につき250円が虐待を受けたり貧困下にある子供達への学習支援＆自立支援として役立てられます！

4月6日（土）にはこのイベントの第27弾が、6月1日（土）には当イベントのリクエスト企画が開催されます！こちらもぜひ！

Apple Musicにおいてサム・フリークスの場内BGMのプレイリストを作成しましたので、ぜひご利用ください（最新のものに随時更新していきます）。毎回上映作品と絡めた選曲をしています。

概要：

1)日時：2024年1月21日（日）

2)会場：ユーロライブ（渋谷）

タイムテーブル

13:15～開場
13:30～『いつか見た青い空』上映
15:16～休憩
15:30～『セカンドインパクト』上映（日本初上映／17:07上映終了予定）

3）当日券料金：2本立て1500円（入れ替えなし・整理番号制）

※当日券は当日の13:00～13:13、13:29～13:30、15:15～15:30の時間限定で会場受付にて販売いたします。

※前売り券は特別価格1374（悲惨な死）円でPeatixにて販売中です。

本イベントはすべての子供達が社会から孤立することなく暮らしていけるようになることを目的とした学習支援や自立支援の為に、有料入場者1名につき250円を「認定NPO法人 3keys」へ寄付いたします。後日、当ブログにおいて寄付の実施をご報告いたします。

お金に困っている方は、ご相談いただければ当イベントに無料でご招待いたしますのでお気軽にご連絡ください。

また、未成年の方は当日会場にて500円返金します！性善説の自己申告制で、身分証チェックとかイチイチしないので、「無料にしてもらうのは気まずいけど、1374円払うのはキツい…」という方はこちらの制度をご利用していただければと思います。

お腹が空いている方は、事前にご連絡いただければ入場時におにぎりを差し上げます。食べられないおにぎりの具がある場合は、それも併記していただけると助かります。

こちらは当イベントの主催者に向けた救援物資を掲載したAmazonのほしい物リストになりますので、お金に余裕のある方はサポートしていただきたく思います。何卒よろしくお願い致します。

※前売り券について※

開場は13時15分です。整理券等への引き換えの必要はございませんので、劇場への入場時にPeatixのチケット画面、もしくは予め印刷したものをご提示お願いします。入場順序に関しては、前売り券→当日券の整理番号順となります。場内は全席自由席となっております。入金後のキャンセルは承りかねますのでご了承ください。

※当イベント内容やチケットに関してユーロライブへのお問い合わせはご遠慮ください。

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『いつか見た青い空』はエリザベス・カタの小説『Be Ready With Bells & Drums』を原作としたヒューマン・ドラマ。当時の公民権運動の高まりを背景に、シドニー・ポワチエ演じる黒人青年とエリザベス・ハートマン演じる盲目の白人少女の交流が描かれる（ちなみに本作が公開された1965年にはアラバマ州セルマで「血の日曜日事件」が起きている。詳しくは映画『グローリー／明日への行進』を参照のこと）。シドニー・ポワチエの全盛期を代表する1本であり、彼自身が自伝で大のお気に入りとしても挙げている名作だ。アカデミー賞には全5部門でノミネートされ、シェリー・ウィンタースが1959年の『アンネの日記』に続いて2度目の助演女優賞を受賞。また、エリザベス・ハートマンは当時史上最年少となる22歳で主演女優賞にノミネートされているのだった。ジェリー・ゴールドスミスによる物悲しいメインテーマも非常に印象的。

『セカンドインパクト』はアメリカが「The Second Civil War（原題）」、つまり第二次南北戦争へと突き進んでいく模様を描いた風刺群像コメディ。今から振り返ってみると『スモール・ソルジャーズ』の影に隠れてしまった感もあるが、実はジョー・ダンテの最高傑作の一つだ。脚本家のマーティン・バークはかつてZAZの『トップ・シークレット』（超名作）の脚本なども手掛けていた人で、アイゼンハワー風の大統領演説を考えているのは誰なのか、というようなユーモアが痛烈かつ秀逸。ジョー・ダンテもフィルムとビデオの質感を巧みに使い分けたりしながら、手際のいい演出で入り組んだ話を約100分にまとめ上げている。彼の前作がキューバ危機で揺れる1962年のアメリカを舞台にした『マチネー／土曜の午後はキッスで始まる』だったことを考えるとさらに味わい深い。大統領の側近のロビイストにジェームズ・コバーン、狂言回しにジェームズ・アール・ジョーンズ、そしてやたらと金と視聴率に拘るテレビ局の重役にはジョー・ダンテの師匠のロジャー・コーマン！