特集上映:サム・フリークス Vol.23
特集上映イベント「サム・フリークス」の第23回はアーバン・コメディ2本立て! 1本目はニコール・ホロフセナーの長編監督デビュー作『ウォーキング&トーキング』を、2本目はゲイ映画クラシックの『トーチソング・トリロジー』を上映いたします。
どちらもこれを逃すとなかなか劇場では観ることができないであろう貴重な作品で、特に『ウォーキング&トーキング』は日本初上映ですので、この機会にぜひー。今回も有料入場者1名につき250円が虐待を受けたり貧困下にある子供達への学習支援&自立支援として役立てられます!
9月2日(土)には同会場でこのイベントの第24弾が、 11月18日(土)にはイベントの第25弾が開催されます! こちらもぜひ!
Apple Musicにおいてサム・フリークスの場内BGMのプレイリストを作成しましたので、ぜひご利用ください(最新のものに随時更新していきます)。毎回上映作品と絡めた選曲をしています。
概要:
1)日時:2023年6月3日(土)
2)会場:ユーロライブ(渋谷)
タイムテーブル
13:15~ 開場
13:30~『ウォーキング&トーキング』上映(日本初上映)
14:56~ 休憩
15:10~『トーチソング・トリロジー』上映(17:09上映終了予定)
3)当日券料金:2本立て1500円(入れ替えなし・整理番号制)
※当日券は当日の13:00~13:13、13:29~13:30、14:56~15:10の時間限定で会場受付にて販売いたします。
※前売り券は特別価格1374(悲惨な死)円でPeatixにて販売中です。
本イベントはすべての子供達が社会から孤立することなく暮らしていけるようになることを目的とした学習支援や自立支援の為に、有料入場者1名につき250円を「認定NPO法人 3keys」へ寄付いたします。後日、当ブログにおいて寄付の実施をご報告いたします。
お金に困っている方は、ご相談いただければ当イベントに無料でご招待いたしますのでお気軽にご連絡ください。
また、未成年の方は当日会場にて500円返金します! 性善説の自己申告制で、身分証チェックとかイチイチしないので、「無料にしてもらうのは気まずいけど、1374円払うのはキツい…」という方はこちらの制度をご利用していただければと思います。
お腹が空いている方は、事前にご連絡いただければ入場時におにぎりを差し上げます。食べられないおにぎりの具がある場合は、それも併記していただけると助かります。
こちらは当イベントの主催者に向けた救援物資を掲載したAmazonのほしい物リストになりますので、お金に余裕のある方はサポートしていただきたく思います。何卒よろしくお願い致します。
※前売り券について※
開場は13時15分です。整理券等への引き換えの必要はございませんので、劇場への入場時にPeatixのチケット画面、もしくは予め印刷したものをご提示お願いします。入場順序に関しては、前売り券→当日券の整理番号順となります。場内は全席自由席となっております。入金後のキャンセルは承りかねますのでご了承ください。
※当イベント内容やチケットに関してユーロライブへのお問い合わせはご遠慮ください。
--------------------------------------------------------------------------------------------------
近年『ある女流作家の罪と罰』や『最後の決闘裁判』の脚本家として高い評価を得ているニコール・ホロフセナーの長編監督デビュー作『ウォーキング&トーキング』は、彼女とキャサリン・キーナーの15年以上に渡るコラボレーションの出発点となった作品でもある。ニューヨークで暮らす女性2人の恋と友情と孤独を綴ったドラメディで、以降もニコール・ホロフセナーが繰り返し描いていく「上手く生きていくことができない人」の物語の原点にして頂点。ビリー・ブラッグの楽曲の数々を大フィーチャーしたサウンドトラックも最高! R.E.M.の面々が参加した「You Woke Up My Neighbourhood」が主題歌だ。『Obvious Child』のジリアン・ロベスピエールにも多大な影響を与えた傑作。アン・ヘッシュが早逝したことで、切ない余韻が当時よりも深まってしまった。
ブルーハーツの「トーチソング」の元ネタにもなった『トーチソング・トリロジー』は、ハーヴェイ・ファイアスタインの半自伝的な戯曲を映画化したもので、トニー賞を受賞した舞台版と同様に彼自身が主演を務めている。監督のポール・ボガートはジェームズ・ガーナーと組んで『かわいい女』『西部無法伝』などを撮っていた人。タイトルになっている「トーチソング」とは報われない恋や失恋を嘆くラヴ・ソングのことであり、それを踏まえると、劇中でフィーチャーされているロッド・スチュワートの「Maggie May」もトーチソングだったのか!という新鮮な驚きがある。他にもエラ・フィッツジェラルドの「This Time The Dream's On Me」などの粋な使い方も素晴らしい。淀川長治も大のお気に入りに挙げていた名作だ。ちなみに主人公の母親を演じたアン・バンクロフト(言うまでもないことだが、『卒業』のミセス・ロビンソン!)は、この時期に『'night, Mother』『チャーリング・クロス街84番地』そして本作と、なぜか名作・重要作に立て続けに出演しまくっているのだった。
岡俊彦(東京都品川区南品川3-5-2-503在住)
--------------------------------------------------------------------------------------------------
『ウォーキング&トーキング(原題:Walking And Talking)』(1996年、監督:ニコール・ホロフセナー)
Blu-ray上映(日本語字幕付き)
出演:キャサリン・キーナー、アン・ヘッシュ、トッド・フィールド、リーヴ・シュレイバー
『トーチソング・トリロジー(原題:Torch Song Trilogy)』(1988年、監督:ポール・ボガート)
Blu-ray上映(日本語字幕付き)
出演:ハーヴェイ・ファイアスタイン、アン・バンクロフト、マシュー・ブロデリック、ブライアン・カーウィン
主催:岡俊彦
お問い合わせ先:岡俊彦(電話:080-4065-3412 メール:hardway@ba.mbn.or.jp)