2019年4月7日(日)に渋谷ユーロライブにおいて、はみ出し者映画の特集イベント「サム・フリークス Vol.4」を開催します。上映作品は『ニュー・カントリー』と『リリア 4-ever』のルーカス・ムーディソン2本立てです。前売チケットはPeatixで販売中です


「ダム・インク(Dumb Inc.)」名義での活動も。
バンドキャンプで「隣り合わせ」や「」といった曲などが試聴&フリーダウンロードできます。SoundCloudもあります。


★★★★★=すばらしい ★★★★=とてもおもしろい ★★★=おもしろい ★★=つまらない ★=どうしようもない

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今年のマイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルに出品された『フェイク・タトゥー』は、とにかく監督のパスカル・プランテがアゲインスト・ミー!を大好きなことはよく分かった(「Jordan's First Choice」と「Sink, Florida, Sink」の2曲を大フィーチャー)。繰り返しになるけれど、アゲインスト・ミー!の『Transgender Dysphoria Blues』はトランスジェンダーの人間の孤独や苦しみを描きながら「「自分を抑圧するものに抗おうともがく」という多くの人に共通する普遍的なテーマを歌った」傑作なので必聴っすよ。

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Netflixで新たに始まった『アンブレラ・アカデミー』は原作を元マイ・ケミカル・ロマンスのジェラルド・ウェイが書いてるからそういう内容になるのは当然っちゃあ当然なんだが、第1話のオープニングからしていきなりキンクスの「Picture Book」を大フィーチャーで即座に心を掴まれてしまった。ティファニー(!)の「I Think We're Alone Now」の歌詞にきちんと日本語字幕を付けているのもいいね! ドラマとしてもとりあえずエレン・ペイジをメイン・キャストとして起用できた時点で勝ちが見えてるって感じ。

あと、どうでもいいけどティファニー1stアルバムに収録されている「I Saw Him Standing There」はビートルズの名カヴァーの1つ。

元カリスマブラザーズのみのが選ぶ好きなアルバム50選。ここまできちんとポップス/ロック史を踏まえた上で、シド・バレットの歌詞の符割りが面白いとか、ストーンズの『Their Satanic Majesties Request』の「ぎこちないサイケ感がいい」とかしっかり自分なりの解釈も加えて選んでるの凄すぎる。キャプテン・ビーフハートの『Safe As Milk』はモノ盤推し!とかね(たしかに、このアルバムは自分もガレージ・ロックとして聴いてるっすわ)。音楽愛が溢れまくりで、ギタリスト視点からの解説も多くて面白いっす。これに全く太刀打ちできない音楽ライターなんて掃いて捨てるほどいるでしょ。

──スウェーデン映画の観点から見れば、強い女性主人公を持つあなたの作品のある種の荒々しさや反骨精神は、ルーカス・ムーディソンを想起させるところもあります。日本で4/7(日)にルーカス・ムーディソンの『リリア 4-ever』と『ニュー・カントリー』を上映するのですが、彼はスウェーデンではどのような映画作家であると考えられていますか。

 

GP スウェーデンでは、彼はアンダードッグに添った映画を素晴らしいクオリティでつくる人だと考えられています。彼の映画は、荒々しさの中に優しい心があると思います。『ショー・ミー・ラヴ』が公開されたときは、スウェーデンのみんなにとって衝撃でした。男性の監督が世の中で虐げられている弱い人、特に若い女性の味方をテーマにして撮ることがユニークだったからです。HBOでつくった彼の新作のテレビシリーズが今年公開されるので、それを待ち遠しく思っています。

 

from ガブリエラ・ピッシュレル監督インタビュー