ウィルコとビリー・ブラッグによる名盤『Mermaid Avenue』シリーズ(ウディ・ガスリーの未発表の歌詞にビリーとウィルコが曲を付けた作品集)の再現ライヴが日本で全然話題になっていないのは何でだろー? ウディ・ガスリー繋がりもあって、名曲「She Came A…
レモンヘッズの新作『Love Chant』収録の「Deep End」と「Cell Phone Blues」でジュリアナ・ハットフィールドの歌声が聴こえてくる時の安心感といったら。90年代のレモンヘッズの全盛期は彼女がメンバー/準メンバーとして参加してくれていたことによる貢献…
ベン・スティラーの最新監督作『スティラー&メアラ:Nothing Is Lost』で明らかになる、彼の父親ジェリー・スティラーの異常な記録魔っぷり。ベンの神経質そうなところは完全に父親譲りなことがよく分かる。サム・フリークス Vol.30上映した『ザ・リッツ』…
Sigrid/There’s Always More That I Could Say★★★★★2023年にリリースされたEP『The Hype』はシグリッドの本質を全4曲に凝縮したような傑作だった。そこから約2年を経てリリースされた、彼女にとって3rdアルバムとなる本作は、それこそニール・ヤングの3rdア…
ケン・ローチが『石炭の値打ち』を語る! 『ケン・ローチ (映画作家が自身を語る)』でも『石炭の値打ち』の扱いは比較的小さかったので、これだけたっぷり語ってくれているのは貴重。おいらが『石炭の値打ち』を日本初上映したことがきっかけでここまで繋が…
ソフィー・エリス・ベクスターの最新作『Perimenopop』にシグリッドがソングライターとして参加しているのを見落としていた。まあ、先日シグリッドに最新作『There's Always More That I Could Say』についてインタビューした時は同作のリリース前だったから…
10月18日に開催した「サム・フリークス Vol.32」にご来場いただき誠にありがとうございました! 皆様のおかげで45084円のドネーションが集まりましたので、認定NPO法人 3keysへの振込手続きを行ってまいりました(「59181」は今回の振込みの識別番号です)。…
サム・フリークスの最新ZINEでもちょこっと触れたけど、マジで映画のアフタートークってあまりにも安易に開催しすぎだし、出演する方も安易に出演しすぎだと思うんすよね。映画の批評家の人とか、まずは自分がアフタートークに出演するという行為について、…
サム・フリークスの場内BGMのプレイリストをサム・フリークス Vol.32の最新版に更新いたしました。上映作品にちなんで、前半は「殺」と「死」に関連した楽曲、後半は時間に関連した楽曲を集めてみました。次回1月18日(日)に開催するサム・フリークス Vol.3…
というわけでシュガー再結成!さらに新曲「House Of Dead Memories」も到着! ボブ・モールド自身が現在も充実したソロ作を発表し続けているだけあって、今回の楽曲も現役感バリバリ。
死亡したグラント・ハート抜きでハスカー・ドゥを再結成されるよりは(それよりも既発音源の全面的なリミックス/リマスターを熱望)、シュガーを再結成してもらった方が遥かに嬉しいという思いはある。再結成したジョウブレイカーが来日するぐらいだから(1…
『俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル2』のエンディングでトム・ペティの「The Waiting」が使われていたのに続いて、『ワン・バトル・アフター・アナザー』のエンディングでも彼の「American Girl」が使われているのを観てしまうと、トム・ペティが2017年に…
サム・フリークス Vol.27で上映した『石炭の値打ち』が11月14日から劇場公開されるということで、チラシ等にコメントを寄せております。特筆すべきことは何も書いてません! ついでに字幕翻訳も担当してるよー。 ↑『石炭の値打ち』の話は12分30秒頃から。
そういえばニーコ・ケイスの新作『Neon Grey Midnight Green』はマフスのキム・シャタックにも捧げられているのだった(こちらのインタビューではキムにも言及)。 以前に書いたことの繰り返しになるけれど、ニーコ・ケースがハイワット・アンプを使い始めた…
PTAの最新監督作『ワン・バトル・アフター・アナザー』で面白かったのは、ラッパーのジャングルプッシーが本人役で出演していて、しかも劇中ではラッパーではなくてテロリストという設定、そして早々に死ぬという展開。その肝の座り方はさすがだけど、一体ど…
リトル・シムズが主題歌「Don't Leave Soon」を提供&出演している映画『スティーヴ』はキリアン・マーフィー版『ショート・ターム』だった。「Don't Leave Soon」のビートがドラムンベース調なのは、本作の時代設定が1996年なのが反映された結果。で、なぜ1…
映画『テレビの中に入りたい』は『月世界旅行』のような月のキャラクターが「ミスター・メランコリー」なんて名前だし、スマッシング・パンプキンズの『メロンコリーそして終りのない悲しみ』および同作収録の「Tonight, Tonight」のMV(『月世界旅行』が元…
フレッド・アゲインが新曲を追加し続けているアルバム『USB』に新たに収録されたアミル・アンド・ザ・スニッファーズとの共演曲「you’re a star」は、アミル・アンド・ザ・スニッファーズ「Big Dreams」のリミックス版。リミックス&改題ということで、プラ…
エイミー・マンも参加しているフライトの最新作『Between You And Me』は、彼等の作品の中でも『Harvest』とか『Harvest Moon』的なニール・ヤング色がひと際濃い作品だと思った。フライトのウィル・テイラーはBBCラジオのニール・ヤング特集番組「Sigrid: M…
マライア・キャリーの新作『Here For It All』は歌唱力の高さを見せつけるというよりは、リズムを強調したR&Bナンバーが多くてなかなかいい感じ。彼女の現在の恋人だというアンダーソン・パーク(共演曲あり)のディレクションがかなり入っている気もするな…
ついに劇場公開された『ザ・フー キッズ・アー・オールライト』を再見して思ったけれど、スパークスはバンド名をフーの同名曲から採ったのみならず、ラッセル・メイルの(特に70年代の)王子様キャラも確実にフーのロジャー・ダルトリーを下敷きにしてました…
【#Sigrid】シグリッドの歩みを総ざらいノルウェー発ポップスターの軌跡と大充実の現在地▼記事はこちらhttps://t.co/Wmo2s2G3Zb新曲「Two Years」本日リリース来日公演:11/18(火)大阪、11/19(水)東京@thisissigrid @CMP_official pic.twitter.com/4boREluvV…
ようやく日本でも配信が始まったスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンについてのドキュメンタリー映画『スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン:Sly Lives! (aka The Burden of Black Genius)』は、監督がザ・ルーツのクエストラヴだけあって、後に…
ディヴァイン・コメディの新作『Rainy Sunday Afternoon』に「The Heart Is a Lonely Hunter」という楽曲が収録されていて、カーソン・マッカラーズじゃん!と思ったら、やはりディヴァイン・コメディことニール・ハノンもカーソン・マッカラーズの『心は孤…
最新作『Baby Moon』収録の「Sad Today」が「Song For Kim」に続くマフスのキム・シャタックへのトリビュート・ソングかつ追悼歌だったウェリントンズが、キムとの思い出について語ってくれている! 意外だったのが、ベン・フォールズもマフス好きだったって…
ルーニーのロバート・シュワルツマンが製作総指揮で参加していたペイヴメントのドキュメンタリー映画『Pavements』はまどろっこしくてつまらなかったが、そんな彼が監督を務めたゾンビーズのドキュメンタリー映画『Hung Up On A Dream: The Zombies Document…
映画『Pavements』はペイヴメント(Pavement)のキャリアを追ったドキュメンタリーなのにタイトルが複数形なのはどういうことかと思ったら、本編(と言っていいのかな)と役者達による再現ドラマ(及びそのメイキング)、さらには彼等の楽曲を使った舞台ミュ…
クイアーズの8年ぶりの来日公演@高円寺Highはキーボディストを加えたポップ寄りな内容で、自分がこれまで観てきた彼等のライヴの中でもベストだったかもしれん。ライヴの締めに名曲「I Wanna Be Happy」も聴けて超満足。そんなクイアーズのジョー・クイアー…
ソフィー・エリス・ベクスターの新作『Perimenopop』(「閉経周辺期」を意味する「Perimenopause」と掛けている)は、映画『ソルトバーン』の影響で「Murder On The Dancefloor」がリバイバルヒットしたのを踏まえたディスコ回帰なアルバムになっているから…
映画『バード ここから羽ばたく』で何が驚いたって、バードがスリーフォード・モッズ(のジェイソン・ウィリアムソンの)息子だったってことだな。まあ、それはともかくとしても、アンドレア・アーノルドの監督作としてはリアリズムとファンタジックな要素の…
