特集上映:サム・フリークス Vol.20
特集上映イベント「サム・フリークス」の記念すべき第20回! 今回の1本目は名作『ロックンロール・ハイスクール』を手掛けたアラン・アーカッシュのもう一つの傑作ロック映画『ゲット・クレイジー』を、2本目はロブ・ライナーの最高傑作の一つ『フリップト』を上映いたします。
どちらもこれを逃すとなかなか劇場では観ることができないであろう貴重な作品で、しかも2本とも日本初上映となっておりますので、この機会にぜひー。今回も有料入場者1名につき250円が虐待を受けたり貧困下にある子供達への学習支援&自立支援として役立てられます!
2023年11月18日(土)には同会場でこのイベントの第25弾(トニ・コレット日本初上映作傑作選)が、2024年1月21日(日)にはこのイベントの第26弾(名優シドニー・ポワチエの代表作の一つである『いつか見た青い空』と、ジョー・ダンテの隠れた傑作である『セカンドインパクト』の2本立て)が、2024年4月6日(土)にはこのイベントの第27弾(ケン・ローチの最高傑作の一つである大作『石炭の値打ち』の前後編を一挙に日本初上映)が開催されます! こちらもぜひ!
Apple Musicにおいてサム・フリークスの場内BGMのプレイリストを作成しましたので、ぜひご利用ください(最新のものに随時更新していきます)。毎回上映作品と絡めた選曲をしています。
概要:
1)日時:2022年10月2日(日)
2)会場:ユーロライブ(渋谷)
タイムテーブル
13:20~ 当日券販売開始
13:35~ 開場
13:50~『ゲット・クレイジー』上映(日本初上映)
15:23~ 休憩
15:35~『フリップト』上映(日本初上映/17:05上映終了予定)
3)当日券料金:2本立て1500円(入れ替えなし・整理番号制)
※当日券は当日の13時20分より会場受付にて販売いたします。
※前売り券は特別価格1374(悲惨な死)円でPeatixにて販売中です。
本イベントはすべての子供達が社会から孤立することなく暮らしていけるようになることを目的とした学習支援や自立支援の為に、有料入場者1名につき250円を「認定NPO法人 3keys」へ寄付いたします。後日、当ブログにおいて寄付の実施をご報告いたします。
お金に困っている方は、ご相談いただければ当イベントに無料でご招待いたしますのでお気軽にご連絡ください。
また、未成年の方は当日会場にて500円返金します!性善説の自己申告制で、身分証チェックとかイチイチしないので、「無料にしてもらうのは気まずいけど、1374円払うのはキツい…」という方はこちらの制度をご利用していただければと思います。
お腹が空いている方は、事前にご連絡いただければ入場時におにぎりを差し上げます。食べられないおにぎりの具がある場合は、それも併記していただけると助かります。
こちらは当イベントの主催者に向けた救援物資を掲載したAmazonのほしい物リストになりますので、お金に余裕のある方はサポートしていただきたく思います。何卒よろしくお願い致します。
※前売り券について※
開場は13時35分です。整理券等への引き換えの必要はございませんので、劇場への入場時にPeatixのチケット画面、もしくは予め印刷したものを係員にご提示お願いします。入場順序に関しては、前売り券→当日券の整理番号順となります。場内は全席自由席となっております。入金後のキャンセルは承りかねますのでご了承ください。
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「サム・フリークス Vol.20」はアメリカ音楽映画2本立て!
『ゲット・クレイジー』は名作『ロックンロール・ハイスクール』の監督であるアラン・アーカッシュが80年代に入ってから手掛けたロック映画。スター総出演の年越しコンサートを描いた、「セックス・ドラッグ・ロックンロール」が満載のひたすらにデタラメな内容で、現在ではカルト・クラシックと化している逸品だ。とはいえ、ロックンロールのルーツを重んじる姿勢もきちんとあり、これが後にレネー・ゼルウィガー主演の『Shake, Rattle And Rock!』へと繋がっていくのだった。中年ロック・スターを演じるマルコム・マクダウェル、彼のバンドのドラマーを演じるドアーズのジョン・デンスモア、なぜかボブ・ディランのパロディを演じるルー・リードと、配役からして面白い。映画と同タイトルの主題歌を歌っているのはスパークス!
『フリップト』は『最高の人生の見つけ方』で復調の兆しを見せていたロブ・ライナーが久々に放った「もうひとつの『スタンド・バイ・ミー』」というべき快作。『少女探偵サミー・キーズ』シリーズで知られるウェンデリン・V・ドラーネンの同名児童小説の映像化であり、フランク・キャプラ3世がようやく爺さんに誇れる映画をプロデュースした!という感慨も抱かせる良心的なアメリカ映画だ。主演のマデリン・キャロルは『チョイス!』もキャプラ調の映画だったし、彼女にはアメリカ人の良心を呼び起こすサムシングがあったりしたのだろうか(明らかに本作の二番煎じであるロブ・ライナーの次作『最高の人生のはじめ方』にも彼女は続けて出演している)。 カーティス・リーの「Pretty Little Angel Eyes」から始まって、シフォンズの「One Fine Day」や「He's So Fine」といったオールディーズが全編で流れまくるのも最高! 『スタンド・バイ・ミー』に対する目配せもある。
岡俊彦(東京都品川区南品川3-5-2-503在住)
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『ゲット・クレイジー(原題:Get Crazy)』(1983年、監督:アラン・アーカッシュ)
Blu-ray上映(日本語字幕付き)
出演: ダニエル・スターン、ゲイル・エドワーズ、マルコム・マクダウェル、ルー・リード
『フリップト(原題:Flipped)』(2010年、監督:ロブ・ ライナー)
Blu-ray上映(日本語字幕付き)
出演: マデリン・キャロル、カラン・マッコーリフ、ジョン・マホーニー
主催:岡俊彦
お問い合わせ先:岡俊彦(電話:080-4065-3412 メール:hardway@ba.mbn.or.jp)