80年代を代表する児童映画の秀作『ペーパーハウス/霊少女』がついにDVD化されますか!これ、原作の『マリアンヌの夢』は『トムは真夜中の庭で』などと並ぶ英国児童文学の傑作なんだけど、映画版の方もかなり良いです。家の巧妙な撮り方とハンス・ジマーのスコアが素晴らしい、とか思っていたら、アマゾンのカスタマーレビューで「特筆すべきはサウンドトラックの出来の良さ。当時売り出し中だったハンス・ジマーが作曲を担当しており、これが凄い傑作。個人的にはジマーの最高傑作と思っています。旋律を聴いてるだけで泣けてきます」なんて書いている人もいますね。
英国児童文学映画でいえば『若草の祈り』なんかもDVD化してもらいたいなあ(おいらは英国盤DVDで持ってるけど)。ラストシーンの幸福感を思い出すだけで泣けてくる。英国映画協会の英国映画100選でも66位にランクインしている名作です。アマゾンの死ぬほど熱いカスタマーレビューが素晴らしい。「本作をひとことで表現すると、「善意」の物語です。冒頭で、一家には悲しい出来事が起こりますが、どんなに貧しい生活をしていても、他人への思いやりや心の豊かさを失わず、何よりもそれを大切に生きていこうとする姿が描かれます。児童のための映画なので、大人の社会の醜い部分は描かれず、登場する人々は皆いい人ばかりです。でも、ライオネル・ジェフリーズという一人の人間が、長年製作を熱望していた作品に「嘘」があるわけがありません。これは、監督ジェフリーズが心の底から信じる「良心」について描かれた作品なのです」。