2026年7月4日(土)に渋谷ユーロライブにおいて、はみ出し者映画の特集イベント「サム・フリークス Vol.35」を開催します。今回は恋愛映画2本立てということで、ウィリアムズ症候群の女性の恋と成長を描いたカナダ映画の傑作『ガブリエル』と、2017年のレインボー・リール東京で上映されて好評を博したアイルランド映画の傑作『マッド・メアリー』を上映いたします。前売チケットはPeatixで販売中です


2026年10月18日(日)に渋谷ユーロライブにおいて、はみ出し者映画の特集イベント「サム・フリークス Vol.36」を開催します。今回はニック・キャッスル2本立てということで、彼の監督デビュー作である『暗殺遊戯/キャンパスは凶弾のデスマッチ』と、1980年代を代表する青春映画の名作『ミリィ/少年は空を飛んだ』を上映いたします。前売チケットはPeatixで販売中です

過去に開催したサム・フリークスの一覧はこちらです


マフスのキム・シャタックの追悼記事をローリングストーン ジャパンに執筆しましたマフスのキャリアを一望できるプレイリストも作ってみました。

ローリングストーン ジャパンでリンダ・リンダズにインタビューしました。アルバム『Growing Up』発表時SUMMER SONIC 2022での来日時2024年の来日時です。

ローリングストーン ジャパンでシグリッドにインタビューしました。2023年5月の初来日時超傑作の3rdアルバムのリリース時です。


メアリー・ルー・ロードの「Lights Are Changing」のオリジナルなどで知られるべヴィス・フロンドのポップな楽曲のみを集めたベスト・アルバム的プレイリスト『Pop Essentials of The Bevis Frond』を作成しました。

サム・フリークスの場内BGMのプレイリストを作成しました。毎回上映作品と絡めた選曲をしています(最新のものに随時更新していきます)。


「ダム・インク(Dumb Inc.)」名義での活動も。
バンドキャンプで「隣り合わせ」や「」といった曲などが試聴&フリーダウンロードできます。SoundCloudもあります。


★★★★★=すばらしい ★★★★=とてもおもしろい ★★★=おもしろい ★★=つまらない ★=どうしようもない


The Queers/The Queers Are Here


★★


これは酷いなあ。何が酷いって画質と音質が。もともとクイアーズというバンドの規模からいって、プロショットのライヴ映像がそうそう残されているわけがないんだが、彼等にとって初となるこのDVDでも、PVを除くとブート・レベルのライヴ映像のオンパレードなのであった。PVですらビデオ起こしがバレバレの劣悪画質だし(マスターフィルムは残ってないのか?)。というわけで、クイアーズの全アルバムを揃えているようなファン以外は買う必要なし。特に『Munki Brain』で初めてクイアーズに触れたような人がいきなり本作を購入すると痛い目に遭うと思うぞ。


と、一見さんに注意を呼びかけたところで、ファンの目線からこのDVDを見てみれば、貴重な映像が満載なことは確かだ。いきなりジョー・クイアーと客が喧嘩するシーンから始まるし。まるでレディオヘッドの「Paranoid Android」のような(って書くとつまらなそうだけど)「I Can't Get Over You」のアニメPVは泣ける。64分。


それにしてもクイアーズがパンク・ファン以外になかなか聴かれないってのはあまりにも勿体無いよなあ。たとえばジョー・クイアーも大好きなマフスがそうであるように、シンプルなサウンドの中に良質なポップ・ミュージックのエッセンスがたっぷりと詰めこまれていることがもっと強調されるべきだろう。こちらのインタビュージョー・クイアー自身が発言しているように、彼はパンク・ロックばかり聴いているわけではなくて、むしろビーチ・ボーイズデル・シャノンビートルズなどといった、パンク・ロック以前の、パンク・ロックのルーツになった音楽の熱心なファンでもあるのだから(特にデル・シャノンというチョイスは彼の「モータウン以降ブリティッシュ・インヴェイジョン以前」という趣向を窺わせて興味深い。マフスなんかの場合はもっと英国ロック寄りなわけで)。ラモーンズについても、「俺にとってラモーンズとは、要するに良質なビーチ・ボーイズサウンドを持ったバンドなんだよ」と言っているでしょ?