シュガーコーマさんのコメント(感謝!)を読んでいただければ分かるように、スパジーズの超待望のニュー・シングル「Dissolution」がついにALLSTAR RECORDSで通販開始(店頭発売は来年からとのこと)。アナログ限定なので、プレイヤーを持っていない人はこちらの音源を聴いてください。
肝心の「Dissolution」は、誤解を恐れずに言うならば、初期R.E.M.のロックンロール・ナンバーみたい(「(Don't Go Back To) Rockville」とか「I Believe」とかさ)。というか実は初期のR.E.M.のライヴってラモーンズみたいなんだけどね(そこらへんのことについては最近発売された『Murmur』のデラックス・エディションを参照するよろし)。
スパジーズは以前からエヴァリー・ブラザーズの「Bye Bye Love」やディオンの「The Wanderer」をカヴァーしたりと、ラモーンズ/パンク以外からのインプットが異様に多い人達だったわけだけど(というか「ラモーンズは何に影響を受けてきたのか」ということに意識的なんだと思う)、それが以前よりも具体的に楽曲に反映されるようになってきた。来年発表される2ndアルバム『Dumb Is Forever』はきっと傑作のはず。
あと、気になったのはキー。この曲ってヴァースが「A→F#m×4 D→E×4」で、サビが「A→E→F#m→D」というコード進行、つまりキーがAなわけだけど、来日公演を思い出してもらえば分かるとおり、キャットってこの曲をキーがGのポジショニング(つまりヴァースが「G→Em×4 C→D×4」で、サビが「G→D→Em→C」)で弾いていたんだよね。ってことはキャットって1音上げのギターを使ってるってこと? 何の為に? 他の曲ではカポを使ったりもしてたのに?