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特集上映イベント「サム・フリークス」の第17回！今回は『グレゴリーズ・ガール』と『シルビーの帰郷』を上映した「サム・フリークス Vol.14」に続いて、再びビル・フォーサイスの監督作を2本立てでお届け。1本目は『グレゴリーズ・ガール』とほぼ同キャストで撮られたビル・フォーサイスの長編映画監督デビュー作『ザット・シンキング・フィーリング』、2本目は彼の名を世界的に知らしめた名作『ローカル・ヒーロー／夢に生きた男』を上映いたします。

どちらもこれを逃すとなかなか劇場では観ることができないであろう貴重な作品で、特に『ザット・シンキング・フィーリング』は日本初上映ですので、この機会にぜひー。今回も有料入場者1名につき250円が虐待を受けたり貧困下にある子供達への学習支援＆自立支援として役立てられます！

6月4日（土）には同会場でこのイベントの第18弾が、9月3日（土）にはイベントの第19弾が開催されます！こちらもぜひ！

Apple Musicにおいてサム・フリークスの場内BGMのプレイリストを作成しましたので、ぜひご利用ください（最新のものに随時更新していきます）。毎回上映作品と絡めた選曲をしています。

概要：

1)日時：2022年3月21日（月・祝）

2)会場：ユーロライブ（渋谷）

タイムテーブル

13:00～当日券販売開始
13:15～開場
13:30～『ザット・シンキング・フィーリング』上映（日本初上映）
15:01～休憩
15:15～『ローカル・ヒーロー／夢に生きた男』上映（17:07上映終了予定）

3）当日券料金：2本立て1500円（入れ替えなし・整理番号制）

※当日券は当日の13時00分より会場受付にて販売いたします。

※前売り券は特別価格1374（悲惨な死）円でPeatixにて販売中です。

本イベントはすべての子供達が社会から孤立することなく暮らしていけるようになることを目的とした学習支援や自立支援の為に、有料入場者1名につき250円を「認定NPO法人 3keys」へ寄付いたします。後日、当ブログにおいて寄付の実施をご報告いたします。

お金に困っている方は、ご相談いただければ当イベントに無料でご招待いたしますのでお気軽にご連絡ください。

また、未成年の方は当日会場にて500円返金します！性善説の自己申告制で、身分証チェックとかイチイチしないので、「無料にしてもらうのは気まずいけど、1374円払うのはキツい…」という方はこちらの制度をご利用していただければと思います。

お腹が空いている方は、事前にご連絡いただければ入場時におにぎりを差し上げます。食べられないおにぎりの具がある場合は、それも併記していただけると助かります。

こちらは当イベントの主催者に向けた救援物資を掲載したAmazonのほしい物リストになりますので、お金に余裕のある方はサポートしていただきたく思います。何卒よろしくお願い致します。

※前売り券について※

開場は13時15分です。整理券等への引き換えの必要はございませんので、劇場への入場時にPeatixのチケット画面、もしくは予め印刷したものを係員にご提示お願いします。入場順序に関しては、前売り券→当日券の整理番号順となります。場内は全席自由席となっております。入金後のキャンセルは承りかねますのでご了承ください。

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「サム・フリークス Vol.17」は再びのビル・フォーサイス2本立て！

『ザット・シンキング・フィーリング』は『グレゴリーズ・ガール』とほぼ同キャストで撮られたクライム・コメディで、ケン・ローチの『天使の分け前』の領域にまで到達してしまう驚くべき作品。グラスゴーの陰鬱な気候で沈みがち（Sinking）な心と、台所の「シンク」を掛けているタイトルからしてビル・フォーサイスらしいユーモア・センスが存分に発揮されている痛快な長編デビュー作だ。『グレゴリーズ・ガール』でモンティ・パイソンの「スペイン宗教裁判」のスケッチをパクっていたのと同様に、本作では「チーズ・ショップ」のスケッチを完コピし、ついでにペッパー・ポット的なキャラクターまで登場。英国コメディ好きには必見の内容である。

『ローカル・ヒーロー／夢に生きた男』は、アメリカの石油会社のエリート社員がコンビナート建設用地の買収の為にスコットランドのさびれた漁村に赴くが…というヒューマン・ドラマの名作。主人公のマッキンタイアはスコットランド人風の名前だからという理由だけで現地に派遣されることになり、道中においてウサギと出会う。そう、つまりこの物語は『不思議の国のアリス』の換骨奪胎なのだ。ビル・フォーサイスが1972年に監督した短編紀行ドキュメンタリー『Islands Of The West』からの発展形という趣きもある。『グレゴリーズ・ガール』への粋な目配せにも要注目！ちなみにガス・ヴァン・サントの『プロミスト・ランド』は明らかに本作が元ネタ。