『デリー・ガールズ』はシーズン2も絶好調! 北アイルランドの宗教対立を笑いのめす第1話からいきなり全開で最高すぎ。あまりにも面白すぎて一気に全話見てしまった。特筆すべきは、ポップ・ソングの選曲の妙で笑いを取っていくセンスがシーズン1以上に洗練されているというところ。個人的にはスカーレットの「Independent Love Song」に爆笑。あの一発屋ヒットを!という側面と、曲の良さもきちんと活かした絶妙な使い方に大悶絶。おいらが昔から言及してきたあの名曲も素敵な使われ方をしております。
さて、シーズン1の最終話ではテイク・ザットの「Pray」が素晴らしい使われ方をされていたが、シーズン2では全篇に渡ってテイク・ザットのネタが散りばめられているのも大きな特徴(50's調の「Back For Good」とかさ)。改めてテイク・ザットの存在感の大きさを実感させられた。その頂点が、主人公達がテイク・ザットのコンサートへと向かうデリー・ガールズ版『抱きしめたい』というべき第3話でしょう。これはじんわり感動するよ。
「リッツでロイ・オービソンを、アルスター・ホールでストーンズを見た。ディランもヘンドリックスもフーもアニマルズもキンクスも見た。ベルファストに来たアーティストは全部見た。だが、いつしか誰も来なくなった」(from『グッド・ヴァイブレーションズ』)
「ブロスもニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックもライト・セッド・フレッドも北アイルランドには来てくれなかった。でも、テイク・ザットはベルファストに来てくれたんだよ!」(from『デリー・ガールズ』)