映画『ヤング≒アダルト』を観てきたんだけど、舞台がミネアポリスから始まるということで、ミネアポリス出身のリプレイスメンツの曲「Achin' To Be」がしっかりフィーチャーされてましたね(ちなみにこの曲の歌詞はほとんど映画のテーマ・ソングといってもいいような内容なので、本記事の最後にちょこっと訳詞を載せてみたよ)。ディアブロ・コディの脚本作を観ていて「この人は信頼できる!」と思えるのは、たとえば『ジェニファーズ・ボディ』にスクリーチング・ウィーゼルがフィーチャーされていたことからも分かるように、(流行り廃りを超越して)ガチで音楽をディグっている人ならではの視点があって、それが物語や登場人物のキャラクター作りに活かされているからなんすよね*1。それは『ヤング≒アダルト』にティーンエイジ・ファンクラブの「The Concept」がフィーチャーされているって程度でハァハァしている奴等には絶対に理解できないことだぜ、マジで。
リプレイスメンツといえば、『Let It Be』はもちろんビートルズの同名アルバムからタイトルを採っているわけだけど、ポール・ウェスターバーグはその理由をこう説明している。「つまり神聖で不可浸なものなんか何もないってことなんだ。ビートルズは素晴らしいロックンロール・バンドだった。それだけのことさ」。素晴らしい!
彼女はみんなが観たがる映画のよう
でも席に座っている観客は
誰一人として理解できやしないのさ
彼女は喋るのを諦めて口を閉じ
そして目を閉じる
彼女はずっと思ってる
ただ誰かに愛されたいと
まるで僕みたいに