記憶が薄れないうちにマフスの再々来日公演の覚え書き(セットリストの画像はそれぞれのリンク先から転載させていただきました)。
おいらはこれまでの来日公演は大阪・名古屋公演も含めて全て観てきたんだが、今回は99年のように「初来日」ではないし、2004年のようにオリジナル・アルバムを伴ったものでもないし、あくまでも新作発表前の集金ツアーだったので、足を運んだのは東京での3公演のみ。
11月2日@下北沢シェルター
最近のツアーでは「Happening」〜「Lucky Guy」というオープニングが多いのに、今回の日本ツアーでは「Nothing」〜「Lucky Guy」という流れが定番なのでありました。ちなみに大阪のセットリストはこちらだったんだが、初日の東京もこれとほぼ同じ。ただし、マフスはライヴ中に曲を削ったり増やしたりするのは日常茶飯事なので、これはあくまでも目安という感じかな。東京初日は「Outer Space」が(セットリストに載っていたにもかかわらず)オミット。「It's Time To Lay Down」の代わりにピクシーズのカヴァー「Manta Ray」を。アンコールはキムの弾き語りから始めるのが定番なんだが、初日のそれは「All For Nothing」でありました。セットリストに載っていないところでは「Crush Me」とか「That Awful Man」とか「Every Single Thing」とか「Saying Goodbye」とか「Right In The Eye」とかを演奏したり。あと、新曲「You're The Most Excellent Guy」を東京で演奏したのはこの日だけでしたね。
っていうか今回の日本ツアーの目玉は、長年に渡って封印されてきた「Outer Space」が聴けるってことだったんじゃないのか!?というわけで、終演後に楽屋に突撃(隣の晩ごはん)してメンバーにお土産のチロルチョコを渡すついでに(ロイはこの日が誕生日だったので、少し多めにプレゼント)「土日では『Outer Space』を演奏してください!」と直訴したのでありました。
ちなみに名古屋のセットリストはこちら。
11月5日@下北沢シェルター
この日は6バンドが出演するイベントのトリで出演ということで、「Happening」〜「Lucky Guy」というオープニング曲のチョイスからも分かるようにかなりアメリカ仕様な内容。とはいえ、アンコールが通常の2回から1回に減ったぐらいで、中身はたっぷり1時間のフルセットだったので、初日と最終日のチケットを買い逃してしまった人でも満足できたんじゃないかな。2004年のツアーでは日程の中盤辺りからバテバテになっていたので、5日連続ライヴの今回の日程はかなり不安視していたんだが、バンドの調子は初日とほとんど変わらずに絶好調だったので嬉しい驚き。「マフス好きなラッパー」ことMCビル風氏もこの日に来場されてましたね。
この日のキムの弾き語りは「Just A Game」。イベント仕様なので「I Need A Face」「Won't Come Out To Play」「My Crazy Afternoon」「A Little Luxury」「Big Mouth」辺りがオミット。代わりに「I Wish That I Could Be You」とか「Goodnight Now」とか「Beat Your Heart Out」を演ったり。「Outer Space」はこの日も演奏しなかったので少し不安になったり(マフスはアルバムを出す出す言っておいて7年も出さなかったりと、あんまり信用が置けない人達なので)。
11月6日@新宿ロフト
先日も書いたように、この日は最終日&キャパがツアー最大ということもあって、かなりエクスクルーシヴなセットリスト! とにかく東京では初披露となった「Outer Space」にシビれまくり。ようやく聴けた! ライヴ終了後に「あなたの為に演ったのよ!」とキムに言われたけど、嘘でも嬉しいってものだ。こちらも東京初披露となった「It's Time To Lay Down」も嬉しかったな。あとは「End It All」とか「I'm A Dick」とか「All Blue Baby」とか。とりあえずさっさと新作を発表してまた日本に来い!大好きな気持ち、モリモリだよ!
とりあえず新作が出るまではキムがマイケル・シェリーのラジオ番組に出演した回を何度も聴き返しておくことにしよう。来日公演で披露した新曲のアコースティック・ライヴも聴けるしね。