Rod Jones/A Sentimental Education
★★★
アイドルワイルドのシンガーであるロディ・ウォンブルの1stソロ・アルバム『My Secret Is My Silence』(大傑作!)において、同バンドのギタリストであるロッド・ジョーンズのサポート(半数の曲をロディと共作&ギタリストとしてほぼ全曲に参加)が大きく利いていたことがよく分かるトラッド・ロック・アルバム。アイドルワイルドのトラッド路線はロディが一手に担っていると勝手に思っていたので、本作を聴いて少し驚いた。ロディは楽器がそれほど得意ではないので、作曲をする際には共作者が必須&共作者のカラーが楽曲に大きく反映されるということか。ロディがクリス・ドレヴァー&ジョン・マッカスカー(3月末に来日予定)との連名で発表した『Before The Ruin』が個人的にそれほど強く印象に残らなかったのは、ロッド不参加の影響もあるのかもしれないと思った次第。ロッドの歌声はロディのそれに比べると薄味で淡泊なんだが、そこも含めてギタリストっぽいっつうか。
さて、ロッドが再び参加しているという話のロディの2ndソロ・アルバム『The Impossible Song And Other Songs』は、果たして『My Secret Is My Silence』〜本作を継承する内容になっているのかどうか。楽しみ楽しみ。