The Strokesとも共演! ロシアの歌姫Regina Spektorの不思議な魅力に迫る!
ウィキペディア日本語版のレジーナ・スペクターの項をコピペして少しだけアレンジしただけのスカスカな内容(ちなみに日本語版に載っていない「キングス・オブ・レオンやキーンといったイギリスのバンドのオープニング・アクトもつとめ」という部分なども、英語版のレジーナの項のところに載っているものばかりなので、いずれにしても「ウィキペディアの丸写し」と扱って問題ないと思う)。しかもデータ面で間違っているという最悪の代物。「前作の最高位70位を大きく塗りかえる」(2009年7月7日午前0時5分時点での表記。今後訂正されるかな?)って、『Begin To Hope』のThe Billboard 200での最高位は2007年2月10日付で記録した20位だよ! っていうか「Regina Spektorの不思議な魅力に迫る!」とかブチ上げといて、「魅力」に言及しているのは「ところで、彼女の魅力は何といってもそのライヴ・パフォーマンスにあります。」って1文だけじゃんかよ。これっぽっちも迫れてないってば。
こういう文章を見かける度に、おいらはwad氏の言葉を心の中で噛みしめるようにしている。
世の中の書評や映画評にも、こういうタイプの文章をよく見かける。そして、こういう当たり障りのない、無意味な文を並べて無難にまとめた文章がプロフェッショナルな文章だと思い込んで、そんな制約がないWeb上の無償の文章で商業文の真似をしているサイトをときどき見かける。そんなことをしたらダメだ。文章は、人の思考に影響を与える。職業上、無意味な文章を大量生産しなくてはならない人のことはむしろ気の毒に思うべきだ。
(追記:その後、コラムのタイトルと、本文のデータ面での間違いが修正された。でも、それによってウィキペディアの丸写し度はさらに上がったような…)
(さらに追記:その後、全面的に記事が改訂され、がっつりと読み応えのある『Far』の特集記事へと変貌を果たしました! めでたい&素晴らしい! 誠意ある対応をしてくれた佐藤一道氏に感謝!)