ダニエル・ジョンストンとキャピトル・イヤーズの連中が楽屋で「A Day In The Life」とか「Cry Baby Cry」とかポール・マッカートニーの「Too Many People」とかを歌ってる動画が素敵すぎる。「音楽のための音楽」ではない、生活(人生)に密着した音楽ってまさにこういうことではないかと思ったよ。
Daniel Johnston & The Capitol Years - Too Many People - McCartney
Daniel Johnston & The Capitol Years - "A Day in the Life "
あと、キャピトル・イヤーズをバック・バンドに、ダニエルたんがライヴでジョン・レノンの「孤独 (Isolation)」をカヴァーしてるんだけど、これはハマりすぎ! 『ジョンの魂』の楽曲は、あまりにも個人的な歌ばかりであるが故にカヴァーするのが非常に難しいんだけど、ダニエルたんならばカヴァーする権利があるというか。「一人の少年と一人の少女が/この広い世界を変えようとしている」ってのは当然ジョンとヨーコのことなんだけど、ダニエルのミューズであるローリーへの愛は叶うことがないわけで(そこらへんの詳細については映画『悪魔とダニエル・ジョンストン』を観るよろし)、それがより一層孤独感を浮き彫りにしていて切ない。
Daniel Johnston & The Capitol Years - Isolation (Lennon)
僕らは成功したと人は言うが
みんなは知らないのだろうか、僕らがこんなに怖がっているのを
孤独
一人になるのが怖い
みんなが家庭を求めてる
孤独
一人の少年と一人の少女が
この広い世界を変えようとしている
孤独
この世界はただの小さな町
誰もがぼくらをこきおろそうとする
孤独
きみにわかってもらおうとは思わない
ひどい苦痛を与えてくれたきみだけど
なにも きみだけのせいじゃない
きみもただの人間 狂気の犠牲者なのさ
僕らはみんなを恐れている
太陽でさえ怖くてたまらない
孤独
太陽は消滅することはないが
この世界はいずれ滅びてしまう
孤独
(訳:山本安見)