2020年12月20日(日)に渋谷ユーロライブにおいて、はみ出し者映画の特集イベント「サム・フリークス Vol.10」を開催します。『ゴーストワールド』の元ネタであり、元祖『エイス・グレード』かつ元祖『ブックスマート』かつクリスマス映画でもある『マリアンの友だち』と、ロック映画の金字塔『タイムズ・スクエア』の2本立てです。前売チケットはPeatixで販売中です


2021年3月6日(土)に渋谷ユーロライブにおいて、はみ出し者映画の特集イベント「サム・フリークス Vol.11」を開催します。今回はジョン・セイルズのシスターフッド映画『ゴー・フォー・シスターズ』(日本初上映)と、児童映画の極北というべき傑作ドキュメンタリー『子供たちをよろしく』の2本立てです。前売チケットはPeatixで販売中です


2021年5月8日(土)に渋谷ユーロライブにおいて、はみ出し者映画の特集イベント「サム・フリークス Vol.12」を開催します。今回の上映作品はホリー・ハンターの最高傑作『ミス・ファイヤークラッカー』と、ジェニファー・ジェイソン・リーの最高傑作『ジョージア』。つまりはシスターフッド映画の傑作2本立て!前売チケットはPeatixで販売中です


マフスのキム・シャタックの追悼記事をローリングストーン ジャパンに執筆しました


「ダム・インク(Dumb Inc.)」名義での活動も。
バンドキャンプで「隣り合わせ」や「」といった曲などが試聴&フリーダウンロードできます。SoundCloudもあります。


★★★★★=すばらしい ★★★★=とてもおもしろい ★★★=おもしろい ★★=つまらない ★=どうしようもない

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KID FRESINOの「Champion」において大胆にサンプリングされ、あっこゴリラキンブラにも多大な影響を与えているのだから、ファンクの女王ことベティ・デイヴィスのキャリアを追ったドキュメンタリー映画Betty: They Say I'm Different』が今の時代に作られたのは必然といえるだろう。むしろ遅すぎるぐらいだ。

映画内では断片的にしか語られていないので、あくまでもそれを観た上での自分の推測なんだが、結局のところベティ・デイヴィスが突如として音楽業界から姿を消したのは、「Nasty Gal」としてのペルソナと素の自分との乖離、そしてキャリアが停滞していたところに親族の死が重なって極度の鬱状態に陥ってしまったことが大きいのだと思われる。そして現在でもその鬱状態から抜け出せていないように見えるのがこの映画の悲しいところだ。かつてのバンド仲間を集めておそらくは同窓会的な場面を作ろうとしたのだろうが、結局ベティ・デイヴィス本人は現場に現れず、という悲しい結末。隠居状態だった80年代前半に、原宿クロコダイルで箱バンとして一ヶ月ほどライヴを行っていたことについても(ベティが上記のような状態なので)ほぼ語られず。ただし、彼女の部屋にある日本由来の物の多さにはその面影が感じられる。