マックス・ノーマルTV時代のニンジャ(この当時は「マックス・ノーマル」さん)のインタビューと、現在のニンジャのインタビューを見比べると、ルックスはもちろんだけど喋り方まで全く違うのが凄いと思う。今のニンジャは「It's like〜」「Fuckin'〜」という言葉を多用する「頭の悪そうな」喋りだけど、マックス・ノーマルさん時代はそういった言葉をほとんど使わない柔和な喋りなんすよね。
彼はマックス・ノーマルTVの「Total Fuck Up(完全なる落伍者)」で「名前を変えてニューレイヴ・シーンに入り込んでやる/アクセントを変えてもっとワイルドにやるんだ/もしかしたら俺は狂っているのかもしれない/でも俺は本気だぜ」と歌ったことをそのまま実践、身体にタトゥーを入れまくって自分を「ニンジャ」に作り変えてしまった。そこが凄い。ちなみにニンジャは以前に座右の銘としてバーナード・ショーの言葉「Life isn't about finding yourself. Life is about creating yourself(人生とは自分探しではない。人生とは自分を創造することである)」を挙げている。自分を創造する際に大事なのは/必要なのは、「何をやりたいか」「何になりたいか」という「本人の意志」なわけで、まずは能動的な「意志」ありき、その可能性に賭けて行動していくのが生きるってことなんだと思う。おいらはニンジャとヨーランディからそういうことを学びました。こうした彼等の歴史のエッセンスは『チャッピー』にも活かされていると思う。
https://www.youtube.com/watch?v=z8szZ_WBdqE