映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(監督、脚本&主演:タイカ・ワイティティ&ジェマイン・クレメント)観賞。★★★★★。
以前にオフ会で特集した『Eagle vs Shark』のタイカ・ワイティティの新作。今回は『Eagle vs Shark』で主演を務めたフライト・オブ・ザ・コンコルズのジェマイン・クレメントとの共作ということで、『Eagle vs Shark』『Boy』と同様のウェス・アンダーソン〜ジャレッド・ヘスの流れを汲む演出に加えて、『Flight Of The Conchords』(まぎらわしいけど、こちらはミシェル・ゴンドリーも監督を務めたフライト・オブ・ザ・コンコルズ主演のTVシリーズの方ね*1)でのモキュメンタリー要素を拡大して取り入れた、彼等の集大成ともいえる内容に仕上がっている。プリミティヴかつセンス・オブ・ワンダーに溢れた特撮も素晴らしい(『恋愛準決勝戦』へのオマージュも!)。主人公が変なダンスをする映画に悪い映画はないってこと!傑作! クリストファー・ゲストの映画が好きな方もぜひー。「生きるってのは人の死を看取っていくってことなんだ」(まあ主人公達は死んでるんだけど)。
フライト・オブ・ザ・コンコルズのブレット・マッケンジーは映画『ザ・マペッツ』シリーズの音楽を手掛けて「Man Or Muppet」でアカデミー歌曲賞を受賞済み。
*1:彼等の成功がガーファンクル&オーツのTVシリーズ『Garfunkel And Oates』への道も切り開いたと思う。