映画『I Give It A Year』(監督:ダン・メイザー)観賞。★★★★★。
サシャ・バロン・コーエンの主演最新作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』は完全にアダム・サンドラー映画だった。ということはワーキング・タイトル社が製作&『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』に続いてアダム・サンドラー組のアンナ・ファリスが出演した、サシャ・バロン・コーエン組の脚本家/プロデューサーであるダン・メイザーの監督デビュー作もてっきりそういう路線なんだろうと思っていたら、これがなんとロマコメの定石を徹底的に裏切りまくる英国コメディの面目躍如というべき底意地の悪い怪作なのだった。いやー、笑った笑った。アンナ・ファリスって『Frequently Asked Questions About Time Travel』の前例があるように、英国映画に出る際は絶対にハズさないっすね(今回は珍しく年相応なルックスでの出演となっております)。
個人的にはマーヴェリック・サブレによるロングピッグス(!)のカヴァー「On And On」が劇中で大フィーチャーされているのも嬉しかったっす。ジェイク・バグ効果でロングピッグス再評価の波でも来ているんだろうか。
