マフス資料館へのリンク切れを発見! が、ホームページのパスワードがどこかに行っていて修正できないので、しばらくはこちらから見るよろし。ついでなので、そこからロッキンオン誌1997年8月号に掲載された斎藤知太氏によるマフス『Happy Birthday To Me』のレビューを引っ張り出してこよう。
『ハッピー・バースデイ・トゥ・ミー』。このタイトルだけでもう抱きしめたいほど愛おしいではないか。ヤサグレ娘がシャンパン抱いて、誰が祝福してくれるでもなく、何回目だかよくわからなくなってしまった自分の誕生日を祝う様。なんだけど彼女は寂しさのあまり壁に頭を打ちつけむせび泣くでも、手首を切るわけでもなく、ギターを掴みあんまりいいことなかった自分の半生を力一杯歌い上げるのだ。(中略)少女時代に身を焦がしたロックンロールを、年を取っていく我が身にやるせなく力強く焼きつける彼女の歌は、同じ気分で孤独な誕生日を迎えるあなたを救うだろう。
『Happy Birthday To Me』を代表する名曲である「Outer Space」は、当時のレーベルとのゴタゴタの記憶と切り離せない存在だったこともあってか(「Outer Space」は同作のラジオ・シングルだったのだ)、これまでほとんど演奏されることがなかったんだが、ゲームの『ROCK BAND 3』に起用されたこともあって昨年からライヴで演奏し始めているので、おそらくは11月の来日公演でも演ってくれるはず。
↑2010年に新録された「Outer Space」の『ROCK BAND 3』ヴァージョン!