Amazonのほしい物リストの中からyama_qu様が玄米&ごま油&野菜ジュースを寄贈してくださいました! やったー! これでどうにか食い繋いで来年6月にサム・フリークス Vol.18が開催できるでー! yama_qu様や皆様からの寄贈があることでサム・フリークスはギリギリ成り立っています。今後ともよろしくお願い致します!
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ケリー・ライカート特集上映の共同配給元であるシマフィルムが労働問題で告発された今こそ、労働者からの搾取問題にもきちんと向き合っている『サウザンド・ピーシズ・オブ・ゴールド』を観るべきじゃないのかね。こういうことに対して見て見ぬ振りをしてケリー・ライカート作品を享受している映画マニアってマジでいい気なもんだなとしか思わんよ。ナンシー・ケリーはやっぱり真っ当。
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アミル&ザ・スニッファーズの配信ライヴ最高だった! ロックダウンされたオーストラリアの夕暮れ時の港から傑作『Comfort To Me』を全曲演奏。コロナ禍ならではの風情もありつつ、これなら飛沫も気にせずにパワー全開になれるってもんだ。しかも1カット。やっぱり彼等は現代最強のパンク・バンドやで。
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『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』では触れられていなかったけれど、インディアンとしてのルーツを打ち出したポップ・ソングで個人的に特に好きなのはキース・セコラの「NDN Kars」。カナダの鬼才監督ブルース・マクドナルドが居留地で暮らす若者達を描いた映画『ダンス・ミー・アウトサイド』の主題歌。ニール・ヤングやブルース・スプリングスティーンが好きな方は是非。映画の方も傑作です。
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そういえば『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』はカレン・ダルトンの「Something On Your Mind」がエンディング・テーマでありながら彼女のインディアンとしてのルーツの部分に深く触れてはいなかったので、『In My Own Time: A Portrait Of Karen Dalton』ではその辺りについてもきちんと言及されていることを期待。
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カレン・ダルトンの楽曲が大フィーチャーされているアレクサンダー・ロックウェルの『スウィート・シング』が10月29日に日本公開されるのに続いて、カレン・ダルトンの謎に満ちた生涯を追ったドキュメンタリー『In My Own Time: A Portrait Of Karen Dalton』が11月16日から配信開始。グリニッジ・ヴィレッジのフォーク・シーンでボブ・ディランなどと活動を共にしながらも、人知れず消えていった彼女の魂の歌声の根源に迫る! ニック・ケイヴがカレン・ダルトンについて熱く語っているってだけで観たくなる。アレクサンダー・ロックウェルはあくまでも前座に過ぎなかったんや。
ちなみにカレン・ダルトン、ボブ・ディラン、フレッド・ニール(「うわさの男」)の3者でデュエットしている有名な写真は、ジル・ソビュールのアルバム『The Folk Yers』のジャケットの元ネタですね。