ヘイリー・キヨコ(とケラーニ)がリタ・オラ/ビービー・レクサ/チャーリーXCX/カーディBの新曲「Girls」を批判。ヘイリー・キヨコの言ってることはすげえ真っ当っすね。要するに「Girls」はバイセクシュアリティについての歌だと言われているけれど、「(大麻を吸ってワインを飲んでハメを外すと)時々 女の子とキスしたくなっちゃう」という内容なわけで、結局のところ同性愛を(ハメを外すとやりたくなる)ファッション的なものとしてしか捉えていないところに問題がある、と。
自分からしてもサビ前のチャーリーXCXの「And last night, yeah, we got with the dude / I saw him, he was lookin' at you」というラインはかなり悪質だと思う。男の人が私達を見てるから女性同士でキスしたくなっちゃう、なんて女性同士のキスを男を喜ばせる物としてしか考えていないってことだもんな。それでバイセクシュアリティについての歌だって言われたら、自身のセクシュアリティに真摯に向き合った歌を作ってきたヘイリー・キヨコはそりゃあ怒るでしょ。
ヘイリー・キヨコの「Girls Like Girls」はそういう彼女の真摯な姿勢が前面に出た名曲。彼女自身が監督したPVも含めて素晴らしい。自転車繋がりでちょっと『ショート・ターム』を想起させる部分もある。