映画『マスコット』(監督:クリストファー・ゲスト)観賞。★★★★。
CHRISTPHER GUSET IS BAAAACK! クリストファー・ゲストの10年ぶりの長編映画。彼の監督作は「映画についての映画」である『ケビン・ベーコンのハリウッドに挑戦!! 』(ジェニファー・ジェイソン・リーが素晴らしい)から始まって、同じく「映画についての映画」である『For Your Consideration』を最後に新作が途絶えていたので、すでに円環が閉じてしまった感があり、新作を諦めていたファンも多いはず。だからこそ、こうやって彼に再びメガホンを握らせたNetflixにはひたすら感謝しかない。しかも『For Your Consideration』では封印していたお得意のモキュメンタリー・スタイルを解禁させての復活である。お馴染みのクリストファー・ゲスト組の連中も再び顔を揃えており、メンバーの加齢がクリストファー・ゲスト映画のボケ倒しっぷりをさらに引き立てているという嬉しい好循環。初参加のクリス・オダウド*1も好演。決して冷笑的になることなく「変人」達を描き続けるクリストファー・ゲスト作品の旨味を存分に堪能いたしました。この調子で今後も3年に1本くらいのペースで新作を重ねていってくれー。
https://www.youtube.com/watch?v=swTWozTxQ-E
*1:クリストファー・ゲスト製作のTVシリーズ『Familt Tree』で主演を務めている。