映画『くもりときどきミートボール』(監督:フィル・ロード&クリストファー・ミラー)観賞。★★★★★。
新宿ピカデリーの9月26日(土)18時20分からの回に行ったっていうのに客が10人もいなかったぞ。コケただなんて勿体ないなあ。「食べ物がおいしそうに見える映画は傑作」という評価基準を持っている人にとっては夢のような作品なのに。特にアイスクリームの雪はヤバすぎ。最近は『ママ男』や『キミに逢えたら!』といったどうしようもない映画で冴えない劇伴をつけていたマーク・マザースボウにとっても久々の充実作といえるのではないだろうか。レスリー・ゴアの「Sunshine, Lollipops And Rainbows」が大フィーチャーされているのも嬉しい。あと、マフス好きならばエンドクレジットは必見、と言っておく。
日本語吹き替え版の出来も素晴らしくて(3D映画なので字幕版は上映されていないのだ)、声優にタレントを起用してないのも良心的だし、日本版の主題歌である中川翔子の(「君の瞳に恋してる」風味な)「Rainbow Forecast」も作品のテイストにマッチしていてなかなか良かったんではないかと。っていうかオリジナル版でヒロインの声をあてているのはアンナ・ファリスで、ムキムキマンのアール(尻の筋肉の造形が素敵)の声をあてているのはミスター・Tなのか! これはこれで観たすぎだってば!