The Replacements/Sorry Ma, Forgot To Take Out The Trash
★★★★★
「Can't Hardly Wait」が映画『待ちきれなくて...』のタイトルの元ネタ&主題歌になったり、最近では「Achin’ To Be」が『ヤング≒アダルト』で重要な使われ方をされていたリプレイスメンツの諸作の中で、おいらがもっとも好きなのは実は本作!その後の歌心路線とは全く違うので世間的には軽視されがちだけど、これがおいらの青春のBGM!中学生の時に聴き狂いまくったゴミみたいなハードコア・パンク・アルバム!最高!優勝!
というか、そもそもポップ・ミュージックなんてものは、大衆娯楽なんてものは、下品でくだらなくて取るに足らないものであって、そんなものが人の人生を変えたりするから素敵なんじゃんかよ。取るに足らないものが、取るに足らない存在のままで輝ける場、それこそがポップ・ミュージックだとおいらは思っているので。それはつまり、取るに足らない人間の存在を肯定する、ということでもあると思う。要するにmetacriticをいちいち気にしているような奴は死ねってことだ。『Sorry Ma, Forgot To Take Out The Trash』は、そんな取るに足らない人間達が放った、(アルバム・タイトルが指し示しているような)「出し忘れていつまでも残り続けているゴミ」なのである。