映画『ハートボール』(監督:ジェームズ・C・ストラウス)観賞。★★★★★。
ライアン・フレック&アンナ・ボーデン組の卒業生たちによる、ガールズ版『がんばれ!ベアーズ』。つまり、シャリーカ・エップス(『Half Nelson』)とエマ・ロバーツ(『It's Kind Of A Funny Story』)が出演するスポーツもの青春映画(『Sugar』)ということで、ライアン・フレック&アンナ・ボーデン組のエッセンスがたっぷりと詰め込まれているのだった*1。『さよなら。いつかわかること』でも垣間見えていたジェームズ・C・ストラウスのコメディ/プログラム・ピクチャー志向が開花した傑作。まあ彼の脚本家デビュー作である『リターン・トゥー・マイ・ラヴ』はモロにこういう路線だったんだけどな(どちらもバスケットボールが題材だし)。ロバート・アルドリッチの『カリフォルニア・ドールス』にも通じる滋味が素晴らしい。ベン・リーが書き下ろした主題歌「I'd Do It Again」もいいね!
↑もうこの写真を見るだけで胸が締め付けられるような気持ちになりますですよ。
↑ベン・リーのこの曲もそうだし、ダス・レイシストの「Michael Jackson」やジェネシスの「I Can't Dance」なんかもそうだけど、マイケル・ジャクソンの「Black Or White」のPVをパロったそれにはキャッチーな佳曲が多い気がする。
*1:ただし、時系列的には『Half Nelson』〜『Sugar』〜『The Winning Season』〜『It's Kind Of A Funny Story』という順序なので念の為。