『シングルマン』でのニコラス・ホルトも、『キック・アス』でのニコラス・ケイジも、どちらも『ニコラス・ケイジのウェザーマン』の延長線上にあるキャラクターだし、この秋から冬にかけては日本でもようやく同作が評価される時が来るのかもしれない。
↑『ニコラス・ケイジのウェザーマン』の予告でイギー・ポップの「The Passenger」が使われているけれど、そういえば『マイレージ、マイ・ライフ』の予告でも同曲が使われていたんだった。このまま「でも、やるんだよ!」映画の定番曲になっていくのかな?
で、『キック・アス』の話だけど、監督のマシュー・ヴォーンのフィルモグラフィーからしても『レイヤー・ケーキ』のバイオレンスと『スターダスト』のコメディ/ロマコメ風味を併せ持っているという意味で、現時点における彼の集大成というべき作品になっているんだよな。
言うまでもなくテイク・ザットの「Rule The World」が「Back For Good」と並ぶ彼等のキャリアを代表するヒット曲になったのは『スターダスト』の主題歌として使われたおかげだし、誰が何と言おうとロバート・デ・ニーロの00年代のベスト・アクトは『スターダスト』でのキャプテン・シェイクスピア役なんだってば!
それにしても、かつてはガイ・リッチー作品のプロデューサーだったマシュー・ヴォーンが映画監督としてここまで出世してしまうとは、ビートルズよりもノーマン・スミス(ハリケーン・スミス)の方が出世してしまったとかそういう感じなのだろうか。
テイク・ザットのロビー・ウィリアムス復帰アルバムに先駆けて発表されたロビー&ゲイリー・バーロウの共演シングル「Shame」だけど、(かつての)テイク・ザットのファン層を意識してか、PVで2人とも無駄に裸になっているのが素晴らしい。こういうのが見たかったんだよ!