映画『みんな私に恋をする』(監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン)観賞。★★★。
クリスティン・ベルという人は『Reefer Madness』(00年代の実写ミュージカル映画の最高傑作!)の主演を務めていたことからも分かるように、現在の30歳前後のハリウッド女優の中ではおそらく最もきちんと踊れて歌える人なのではないかと思う(ズーイー・デシャネルの場合はミュージカル映画愛は物凄く強いんだけど、運動神経/リズム感がそれほど良くない。まあ、そういった欠点をたゆまぬ努力でカヴァーしているところがズーイーの魅力なんだけど)。本作も彼女が踊りまくるエンドクレジットの幸福感だけで全てOK! 近いうちにジョセフ・ゴードン=レヴィットと主演コンビを組んでのミュージカル映画を熱望。
マジシャンのセロ役にジョン・ヘダー。ここでは『バス男』での相方だったペドロことエフレン・ラミレッツと再びコンビを組んでのコメディ・リリーフなんだが、彼等ってこういう飛び道具として使い捨てられていきそうな予感がしないわけでもない。クリスティン・ベルの秘書役にアメリカのしまおまほことケイト・ミクッチ。監督のマーク・スティーヴン・ジョンソンは『サイモン・バーチ』から『デアデビル』『ゴーストライダー』を経てずいぶん遠いところへ来たもんだという感じ。
