映画『The Good Life』(監督:スティーヴン・ベラ)観賞。★★★。
『あの頃ペニー・レインと』の姉弟コンビ(ズーイー・デシャネル&パトリック・フュジット)が再共演を果たした2007年作品。
海外の評では『ドニー・ダーコ』と比較されたりもしていたけど、ネブラスカの寒々とした街並みを背景に傷口に塩をすりこむような物語が展開されるところなど、個人的には『ジャケット』を想起したりもした。ただ、『ジャケット』ほどギスギスとした仕上がりになっていないのは、ヒロインであるキーラ・ナイトレイとズーイー・デシャネルの個性の違いによるところが大きいと思われる。もちろんおいらはズーイー・デシャネルが起用されている本作の方が好きなわけ。
ちなみに本作のヒロインはジュディ・ガーランドに重ねて描かれていて、『ハーヴェイ・ガールズ』目当てに名画座に通ったり「On The Sunny Side Of The Street」を歌ったりするんだから、今のハリウッドでそんな役が務まるのはたしかにズーイーぐらいだわ。それにしても、こういうインディー映画でも手ブラ止まりって、そんなに脱ぐのが嫌か>ズーイー。さすがはオタク。
『The Good Life』予告編