わーい、id:lyme-recordsさんがMC・ラーズの『This Gigantic Robot Kills』を絶賛してる!
おいらはインディー・ロック・シーンの連中が小さな世界で馴れ合っているのが気持ち悪くてしょうがないんだけど、それって結局は「マイノリティの中のマジョリティ」でしかないし、それは「シーン」にうまく属せない、本当の意味でのマイノリティな人を切り捨てることにしかならないと思うから。だからインディー・ロック・ファンを公言している人はどうしてピッチフォーク(←クッキーシーンでもロッキンオンでも置き換え可)で扱われているような範囲内の似たり寄ったりなアーティストしか聴かないの? どうしてその枠からはみ出している人達(ウィータスとかさ)を無視するの? それって本当の意味でのインディペンデントなの?と。
そんな時代に、MC・ラーズは徹底的に「個」に立ち返ることによって(『This Gigantic Robot Kills』が真のインディペンデント・ミュージシャンだったウェズリー・ウィリスに捧げられているのはそれ故だし、だからこそアル・ヤンコビックとウィータスを繋げることができるのだ)、メジャーもインディーも超越した風通しの良い地点に到達しているわけで、これこそが音楽ジャンルがどんどん細分化していっている現代のポップ・ミュージックが進むべき道だと思うんだよね。それはこの時代にてらうことなく堂々とビートルズをやってみせたシー&ヒム(ズーイー・デシャネル)に通じるものがあると個人的には思う。だから1人でも多くの人に『This Gigantic Robot Kills』を聴いてもらいたいってこと! よろしく。
挨拶代わりの名曲↓。