「音楽のための音楽」にはもうウンザリ。nest系バンドやピッチフォーク系バンドのつまらなさってまさにそういうところで、誰でも生活があったうえで音楽があるのだから、音楽ってもっと生活に密着したものあるべきだと思うんだよ。もちろん、生活者が求めるものを提供することに徹したのが歌謡曲/ポップスではあるんだけど、おいらはそれじゃあ満足できなくて、たとえばビートルズのように、そういった部分を満たしたうえでアーティスト性だったり芸術性を追及している音楽をおいらは聴きたいんだ。
というわけで2008年のおいら内音楽ベスト21。
01.She & Him 『Volume One』
02.The Yum Yums 『Whatever Rhymes With Baby』
03.The Streets 『Everything Is Borrowed』
04.Juliana Hatfield 『How To Walk Away』
05.Ludacris 『Theater Of The Mind』
06.James 『Hey Ma』
07.Three 6 Mafia 『Last 2 Walk』
08.You Am I 『Dilettantes』
09.Mariah Carey 『E=MC2』
10.R.E.M. 『Accelerate』
11.Aimee Mann 『@#%&*! Smilers』
12.Lil Wayne 『The Carter III』
13.Glasvegas 『Glasvegas』
14.John Power 『Stormbreaker』
15.Noah And The Whale 『Paceful, the World Lays Me Down』
16.The Wellingtons 『Heading North For The Winter』
17.Sugababes 『Catfights and Spotlights』
18.The 88 『Not Only... But Also』
19.グディングス・リナ 『The Nightbird』
20.Take That 『The Circus』
21.The Fireman 『Electric Arguments』
昨年はシー&ヒムに尽きると言っても過言ではなくて、日本盤の解説も書いたし、その後の補完はこのブログで現在も続いております。本当に好きならばこれぐらいはやらないとな。『Volume One』はおいらにとってはオールタイム・ベスト級の作品で、最初に聴いた時は本当に生まれてきて良かったと心の底から思った。それぐらいおいらにの生活に、そして人生に密着した1枚。ベスト・ライヴはグディングス・リナのおたより実演会@下北沢 風知空知で、シー&ヒムの『Volume One』と同様に「生活に密着した音楽」の大切さを実感させてくれた。そんな音楽観をおいらに植え付けたのはもちろんビートルズでありポール・マッカートニーなんだけど、ファイアーマン『Electric Arguments』のインスタントなポップネスと実験性はどうだ! デビューから50年近く経とうというのに、ポール・マッカートニーの姿勢はどこまでも一貫しているのだなあ。おいらも見習わなくては。
ちなみにワーストはスカーレット・ヨハンソンの『Anywhere I Lay My Head』。