『ザット'90sショー』、いきなり第1話からマフス好きには堪らない内容だった! グウェン(アシュリー・アウフデルハイデ)は自分の部屋にマフスのポスターを貼っているし、しかもそれだけでは終わらないという。
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そういえばドノヴァンの新作『Gaelia』に、『ライヴ・イン・ジャパン: スプリング・ツアー・1973』(日本限定でリリースされたドノヴァンのライブ盤。未CD化&未配信)で演奏されていた未発表曲「The Ferryman's Daughter」のスタジオ音源が収録されてましたね。70年代初頭のドノヴァンはミッキー・モストのプロデュースを離れてバンドを結成してみたり(『Open Road』)、英国フォークのディープな世界に行ってみたり(名作『HMS Donovan』)、ママス&パパスのジョン・フィリップスのプロデュースで未発表アルバムを録音してみたり(21世紀に入ってから『The Sensual Donovan』として発表)、ミッキー・モストの元に戻ってグラムロック・アルバムを録音してみたりと(『Cosmic Wheels』)、めちゃくちゃ試行錯誤していたので、それ故に取りこぼされてしまったものも多いと思う。その一つが「The Ferryman's Daughter」。
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ベル・アンド・セバスチャンの新作『Late Developers』を聴いてて思い出したけど、彼等がサウンドトラックを担当した映画『バグノルド家の夏休み』って、けっきょく日本では公開も配信もされないんだろうか。自分は2019年の東京国際映画祭で観ているので別に構わないけど、『このサイテーな世界の終わり』にも出演していたアール・ケイヴ(ニック・ケイヴの息子)が主演のオフビートな青春コメディなのに。『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』で盛り上がっていた人達はどこへ消えた?
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Edgar Wright makes a triumphant return to UK advertising in "Raise The Arches" for @McDonaldsUK through @LeoBurnettUK pic.twitter.com/HsmvirnfZ4
— Moxie London (@MoxieLondon) 2023年1月13日
エドガー・ライトは『ラストナイト・イン・ソーホー』でケン・ローチの『夜空に星のあるように』から影響を受けたとか言っておきながら、マクドナルドのCM仕事を嬉々として引き受けるのか。ケン・ローチは80年代の不遇の時代に日銭を稼ぐ為にマクドナルドのCM仕事を引き受けたことを「資本主義の搾取に加担してしまった」と強く悔いているのに(『ヴァーサス/ケン・ローチ映画と人生』および『McLibel』参照のこと)。もちろん作家の主義主張に必ずしも同調するべきとは思わないけど、そのスタイルがどういうところから生まれたのかはもう少し考えてほしいよ。まあ、『ラストナイト・イン・ソーホー』も上っ面だけの根本的に分かっていない映画だったしな。
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トファー・グレイス、ミラ・クニス、アシュトン・カッチャーなどを輩出した『ザット'70sショー』は、チープ・トリックによるビッグ・スター「In The Street」のカヴァー(パワー・ポップ神Xパワー・ポップ神)がアイコニックなテーマ・ソングとなった。間も無く配信が開始される『ザット'70sショー』の続編(スピンオフ)の『ザット'90sショー』では、新テーマ・ソングとしてドナスのブレット・アンダーソンが「In The Street」をポップ・パンク調にカヴァーしているとのこと。おそらくは『ザット'70sショー』の放送が開始された90年代後半をイメージしているのだろう。ハロー、ウィスコンシン!
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『イニシェリン島の精霊』からの繋がりで『マイケル・コリンズ』を思い出していたけれど、そういえば『マイケル・コリンズ』はシネイド・オコナーの「She Moved Through the Fair」を大フィーチャーしている映画でもあるのだった。彼女が(サム・フリークス Vol.15の上映作品でもある)『ブッチャー・ボーイ』に聖母マリア役で出演しているのは、ここからの流れなのだ。