
マフス来日記念!というわけで、こちらのキムの最新インタビューがマフスのベーシックな音楽性を解き明かす上でなかなかに興味深い内容。重要な部分を3つほどピックアップ。
・ビートルズからは本当に大きな影響を受けている*1。他に大きな影響を受けたのはキンクス、フー、ブロンディ、セックス・ピストルズ。セックス・ピストルズを初めて聴いた時は本当にメロディが素晴らしいと思った(分かってらっしゃる!)。
・ギタリストとして影響を受けたのはブライアン・セッツァー、ジョン・レノン、デイヴ・デイヴィス(キンクス)、スザンナ・ホフス(バングルス)。
・「よくラモーンズと比較されるけど、私自身はそんなに大ファンってわけじゃない。似ているとしたら、同じような60年代の音楽に影響を受けているから、つまり影響元が似ているからだと思う」
こういうキムの発言からも、マフスを何も考えずに「パンク」に分類してしまうのはやっぱり間違っていると改め思ったなり(どちらかといえばパワー・ポップ文脈の方が近いでしょ)。分かりやすいところでいえば、「I'm A Dick」の元ネタはフーの「Happy Jack」だしねえ。ロイ・マクドナルドはキース・ムーンに比肩するほとんど唯一のドラマーだし。
