映画『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー』(監督:ジョン・M・チュウ)観賞。★★★★。
2011年を代表するポップ・ソングであるレベッカ・ブラック「Friday」の元ネタはジャスティン・ビーバーの「Baby」なわけで(ひたすらI→VIm→IV→Vを繰り返すコード進行が全く同じだし、ラップの入り方も含めてそっくり)*1、現在のポップ・ミュージックはジャスティン・ビーバーを抜きに語ることはできないのである。シー&ヒムの『Volume Two』にしたって、世間的にはその4日前に発売されたジャスティンの『My World 2.0』の話題で持ちきりだったことを思い出して欲しい。だから、そんな彼を追ったドキュメンタリー映画は絶対に見逃すわけにはいかないのだった。
おいらは公開初日に観たこともあって、とにかく周りの観客の反応が素晴らしかった。ジャスティンの子供時代の写真が登場するたびに「かわいい…」とつぶやく、曲が流れると口ずさむ、映画が終わると隣の席の中学生が「アメリカ ヤバい!アメリカ行きたい!」とア↑コガレを叫ぶ、と打てば響く幸福な映画体験。映画内に登場するファンと劇場にいるファンが交差して、映画との一体感がハンパなかった。はっきり言ってDVDで観てもあまり面白くはないと思うよ。やっぱり劇場でファンと一緒に観てこそ、だ。
*1:このことはズーイー・デシャネルも指摘していた。