映画『ジェニファーズ・ボディ』(監督:カリン・クサマ 脚本:ディアブロ・コディ)観賞。★★★。
色々と問題含み(というか問題だらけ)な作品ではあるんだが、好感の持てる駄目さなので(まったく意味のない空中浮遊とか)、将来的にはカルト映画として人気を集めそうな気もする。ディアブロ・コディ作品からの悪影響を受けた『キミに逢えたら!』なんかと比べても、本作はスクリーチング・ウィーゼルの「I Can See Clearly」(『http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007M429Q/muffs-22/ref=nosimMy Brain Hurts』収録)を大フィーチャーするというハリウッドのメジャー作品としてはあまりにも画期的かつ地に足の着いた/音楽愛の感じられる選曲がなされているだけでよっぽどマシというか。
でもまあ冒頭のバーの火事と対にさせるという意味でも後半のダンス・パーティーは大炎上させてクライマックスにするべきだったと思うし、この展開ならばオチはギター殺人事件以外に考えられない!と思っていたら中途半端な描写で終わってしまったのでガックシ。
↑スクリーチング・ウィーゼルの『Amazon CAPTCHAMy Brain Hurts』に収録されている「Cindy's On Methadone」はクイアーズもカヴァーしているのでお馴染み(来日公演でも演奏済み)。『サーフズ・アップ』はクイアーズの「Wipe Out」が大フィーチャーされているという画期的な映画でしたな。