★★★★
2005年に買ったまま放置していたアルバムを2010年2月になって初めて聴いた。まあこのアルバム自体が2000年にUS発売されて日本盤は2004年に出たぐらいだから、時代に左右されないタイムレスな作品ってことで。
音の方はレッド・クロスのCDを間違えて再生してしまったのかと勘違いしてしまうぐらいにチープ・トリック〜レッド・クロス直系なハード・ロック色の濃いパワー・ポップ。どのくらい本家に似ているのかというと、ビートルズに対するクラトゥぐらい似ている(余計に分かりづらい)。もしくはスパイク・ジョーンズに対するミシェル・ゴンドリーぐらい似ている、もしくはパーカー・ポージーに対するエリザベス・バンクスぐらい似ている、と言い換えることも可能。実際、元レッド・クロスの故エディ・カーゼルがゲスト参加しているし、「Zero Superstar」は完全に「甘い罠」だしね。アルバム後半になるとビートリーな曲が増えてきて、サウンド・アレンジが大味なこともあって、まるでオアシスみたいに聴こえることもしばしば(褒めてます)。
というわけで、レッド・クロスの再結成アルバムを心待ちにしているおいらにはピッタリな内容だった。全10曲37分。ちなみにこちらでゴニョゴニョすることも可能な模様。
↑クラトゥで一番有名なのはカーペンターズがカヴァーしたこの曲だよね。いやあ、やっぱり良い曲だなあ。