最近のイギリスの若手ミュージシャンの間におけるビリー・ブラッグ人気、および「A New England」人気の高さ。
まずはビリー・ブラッグの自演ヴァージョン。Andy@音楽観察者さんによる歌詞の秀逸な対訳も併読するよろし。
カースティ・マッコールが84年にカヴァーしてスマッシュ・ヒット。カースティがビリーに依頼して書き足してもらった新しいヴァースも切ない(こちらもAndy@音楽観察者さんによる対訳あり)。
むかし 家で電話を待っていたことを思い出す
私を助けてくれる誰かの電話を
電話は鳴らず 私は知った それはあなたじゃなかったのだと
ビリーのファンを公言するケイト・ナッシュとの共演によるライヴ・ヴァージョン(その後も2人はたびたび共演している)。
ジェイミーTもカヴァー。
そしてジ・エナミーまでもがカヴァーを発表するに至った、と。
日本にいると伝わってきにくいんだけど、これはつまりビリー・ブラッグが名実ともに「イギリスのブルース・スプリングスティーン」とでもいうべき存在になったということなんでしょうな。そりゃあ、すっかりテレビ番組の司会者っぷりが板に付いたヘンリー・ロリンズだって絶賛するって話だよ↓。
ちなみにジョニー・マーのベスト・ワークはスミスではなくて、スミス解散直前〜直後にビリーやカースティ・マッコールと組んでいた諸作だとおいらは考えております。その頂点が「Sexuality」で、以前においらは歌詞の対訳を載せたこともあるんだけど、YouTubeの映像からワーナーが音声を削除してしまったのが残念。
誰も君のことを理解してくれないんだったら
他人任せにしてないで、自分自身で革命を起こすんだ
革命なんてTシャツのように身近なもの