スパジーズの再来日公演(@新宿RED CLOTH)に行ってきた。
前座の3組のうち、最も楽しみにしていたスーパースナッズは新作『Get Down』からの曲を中心とした、つまりはX色濃い目の内容(おいらはこれまでにスナッズのライヴを5〜6回観ているけれど、定番曲である「Do Your Homework」をやらなかったのは今回が初めてだった)。TOMOKOさんは(Xの別ユニットである)ニッターズのTシャツを着ていて、相変わらずのX番長ぷっりを見せつけてくれたのが嬉しい。ザ・フーの来日記念ということで確実に演奏すると思っていたスナッズ版「無法の世界」こと「Supernova」をやらなかったのは残念だったけど、代わりにスパジーズに捧げるナンバーということでロネッツ「I Wonder」のカヴァーを披露! スパジーズに対してロネッツってのが本当によく分かってるわ。素晴らしい。
メイン・アクトのスパジーズは、(レーベルとの契約問題が揉めていたこともあって)3年前の前回来日後に発表された新曲は「I Want A Divorce」だけだったので、おいらのモチベーションはあんまり上がっていなかったのだ。でも、幕間のBGMを担当したDJ氏がスパジーズの登場直前にカースティ・マッコール「New England」〜ゴーゴーズ「Vacation」という素敵すぎる選曲をしてくれたおかげで、いい具合に気分を高めてライヴに望むことができた。
というわけでステージ前のシャッターが上がりスパジーズ登場! キャットはさらに男前な美人になっていて、これから際限なく太っていくだろうと思われたルーシーは意外にも(それなりに)痩せていた。オープニング・ナンバーは「Zombie Girl」! 相変わらず絶対にソロを弾かないキャットのギター・プレイは潔いなあとか、相変わらずアリーのドラムは下手だなあとか思いながらも、小気味良くポップな楽曲の洪水にノセられて楽しい楽しい。セットリストの3分の1ほどを占めていた新曲はどれも粒揃いで、ポップ度は『Aloha! Go Bananas』の3割増し。来年には発表されるであろう2ndアルバムはきっと傑作のはず。締めはリヴァーデイルズ「I Don't Wanna Go To The Party」のカヴァーだ! でも、他にも「My Boyfriend's Back」とか「Cigarettes」とか「You Left My Heart In The Garage」とか、まだまだ聴きたかった曲がたくさんあるので来年も絶対に来日してくれよな。
The Spazzys - I Want A Divorce
The Spazzys - My Boyfriend's Back