2月2日に発売されるゴールデンボーイの『Underneath The Radio』と、アップルズ・イン・ステレオの『New Magnetic Wonder』の日本盤に本名の「岡俊彦」名義でそれぞれ解説を書いていますので、ぜひぜひチェックよろしく。
ゴールデンボーイの『Underneath The Radio』はジーザス&メリー・チェインの『Darklands』や『Stoned And Dethroned』の系譜に連なる、ルーツ色の薄いフォーク・ロック・アルバム。それにしても、リリース元のEenie Meenie Recordsはこういうヴェルヴェット・アンダーグラウンド系ギター・ロック・バンドが本当に好きだねえ。
最近、E.L.O.の「インスパイア・バンド」であるL.E.O.が話題になっているけど、あれはE.L.O.のサウンドを表層的になぞっただけのもの。でも、アップルズ・イン・ステレオの『New Magnetic Wonder』の異常なテンションの高さは、本質的な意味でE.L.O.のポップ・マジックを受け継いでいるんだよ! ちなみに、このアルバムのリリース元であるSimian Recordsの社長は、なんとあのイライジャ・ウッド。イライジャ・ウッドっておいらと同学年で、しかもズーイー・デシャネルのファンでもあるということで、なにか運命的なものを感じるなあ。今回の2作品の解説の隠れテーマは「ズーイー・デシャネル」でもあるのだった。
最後に訂正を。『New Magnetic Wonder』の解説は、アメリカでの発売元であるシミアン・レコーズからの正式なクレジット及び資料が未着の状態で執筆/入稿せざるを得なかったために、現地報道機関からの情報を基に書かれており、幾つか実際のクレジットとは違う記述がございます。紙媒体で間違いはあってはならないものですが、間違ってしまったものはしょうがないので、以下に正誤表を載せておきます。申し訳ございませんでした。
「Vocodar Ba Ba」なんてタイトルの曲〜(誤)
↓
「Vocoder Ba Ba」なんてタイトルの曲〜(正)
今回はレモンヘッズやフィッシュを手掛けてきたことで知られるブライス・ゴッギンにプロデュースを一任。(誤)
↓
今回はレモンヘッズやフィッシュを手掛けてきたことで知られるブライス・ゴッギンが副プロデューサーとしてクレジットされている。(正)
ニューヨーク州ブルックリン、ニューヨーク州レキシントン、コロラド州デンバー、ジョージア州アセンズ、ケンタッキー州ベントンの5ヶ所を転々としながら〜(誤)
↓
ニューヨーク州ブルックリン、ケンタッキー州レキシントン、コロラド州デンバー、ジョージア州アセンズ、ケンタッキー州ベントンの5ヶ所を転々としながら〜(正)