2019年7月6日(土)に渋谷ユーロライブにおいて、はみ出し者映画の特集イベント「サム・フリークス Vol.5」を開催します。上映作品は『まどろみの二コール』(日本初上映)と、『スポットライト 世紀のスクープ』でアカデミー賞作品賞を受賞したトム・マッカーシーの監督デビュー作『ステーション・エージェント』の2本立てです。前売チケットはPeatixで販売中です


「ダム・インク(Dumb Inc.)」名義での活動も。
バンドキャンプで「隣り合わせ」や「」といった曲などが試聴&フリーダウンロードできます。SoundCloudもあります。


★★★★★=すばらしい ★★★★=とてもおもしろい ★★★=おもしろい ★★=つまらない ★=どうしようもない


CRACKS BROTHERS/03


★★★★★


F Turboはダントツのブッチギリ。ブレス式などでFebb自身が発言していたように、彼のラッパーとしてのキャリアの起点にあったのはFla$hBackSではなくてCRACKS BROTHERSだったわけだが、彼は死を目前にして改めてそこに戻ってアルバムを制作していたのだった。もちろんCRACKS BROTHERSにおいては(トータルプロデュースも務めている)SPERBの存在も大きいとはいえ、サンプリングを基調としたサウンドでトラップ以降のビート感を表現するという本作の方向性は末期Febbが推し進めていた路線だったのだから、やはり本作の中核は(躁鬱病の荒波の中で踏ん張ってトラックを作り、ラップをしていた)Febbなのだと思う。ビリー・ジョエルの「Movin' Out」をサンプリングしてディプロマッツの「U Ought To Know」に敬意を払った楽曲「U OUGHTA FUCKIN KNOW」(というかディプロマッツの方をそのままサンプリングしているのか?)があったりと、死ぬまで温故知新な姿勢を貫いていたFebbの姿がアルバム全体から浮き彫りになってくる内容。傑作です。