2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧
Cheap Trick/Christmas Christmas ★★★ 近年ますます好調なチープ・トリックの2017年2枚目となるアルバムは、彼等のキャリア史上初のクリスマス・アルバム。書き下ろしは3曲のみで、その他はロイ・ウッド(ウィザード)、スレイド、ハリー・ニルソン、チャッ…
病気療養中のFebbのアルバムを(CDを持っていても)Apple Musicで聴いて応援。『The Season』『So Sophisticated』『L.O.C -Talkin’ About Money-』。『So Sophisticated』の何が素晴らしいって、あれは一度地獄を見て帰ってきた人の音楽だから。彼がいなく…
そういえば「ほぼ丸ごと未公開! 傑作だらけの合同上映会」のキネカ大森編が開催された時は、同映画館が入っている西友大森店のBGMとしてインディゴ・ガールズの「Closer To Fine」が流れまくっていて最高でしたねー。以前にも書いた通りなんだけど、映画『…
11月にはR.E.M.の『Automatic For The People』の25周年を記念したデラックス・ヴァージョンが発売されるけれど、「Everybody Hurts」のようなつまんないバラードはどうでもいいから、映画『人生はローリングストーン』や『ベイビー・ドライバー』で大フィー…
おいらのオールタイム・ベスト映画の一つである『小さな恋のものがたり』を再見して改めて思ったけど、おいらは子供をきちんと一人の「人間」として描いている映画がやっぱり好きだな、と(故にルーカス・ムーディソンの映画は最高)。だから子供を下に見て…
スターズの「近年の好調」を簡単に説明すると、つまりは2007年の『In Our Bedroom After The War』が世紀の凡作で、その次の『The Five Ghosts』から徐々に復調し始めて(映画『今日、キミに会えたら』で「Dead Hearts」が主題歌として使われていたのも印象…
そういえばスターズの新作『There Is No Love In Flourescent Light』のMP3がアマゾンで10円で販売され続けているのは意図的なセールなのだろうか、それともアマゾンの人のミスなのだろうか。そのうち修正されるのだろうか。 ちなみにアルバムの内容の方はダ…
東京国際映画祭で『アケラット−ロヒンギャの祈り』を観て実感したのは、今はそれなりの数の移民映画/難民映画が作られているけれど、ルーカス・ムーディソンは15年以上前に『ニュー・カントリー』や『リリア 4-ever』を作っていたという厳然たる事実。そし…
アミーネの最高なデビュー・アルバム『Good For You』を代表する名曲「Spice Girl」のPVに、スパイス・ガールズからメルB本人が出演しているという誠実すぎるスパイス・ガールズ愛に胸を打たれる。アミーネ偉い。
いきなり全米3位を記録したリル・パンプのデビュー・アルバム『Lil Pump』(いちおうミックステープという扱いらしい)は全15曲で36分という短さが素晴らしい。話が短い人の潔さが全編に貫かれている。日本ではBAD HOPが「Gucci Scarf」と歌っていて、アメリ…
「よく見てみろよ/はみ出し者はどこにでもいるぜ」と歌ったのはキンクスのレイ・デイヴィスだが(「Misfits」。キエるマキュウの故MAKI THE MAGICのお気に入り曲でもあったとのこと)、『ニュー・カントリー』で描かれていたのはまさにそういう世界の有り様…
『リリア 4-ever』は超シンプルに言えば「私の人生を、私の生き死にをお前等に支配されてたまるか」っていう反骨の話ですよ。だからリリアはああいう選択をするわけで。これこそがルーカス・ムーディソンのスピリットなんだってば!
映画における「雨」ってのは「涙」の間接表現なわけですが、『ニュー・カントリー』のラストは小雨が降っている点に要注目(だからカメラに水滴がついている)。そんな中でもマスードは反骨を貫き通し、愛を叫ぶのだ。これがルーカス・ムーディソンの世界観…
そういえば『ニュー・カントリー』は日本でもちゃんと上映されるべき!とおいらはずっと思い続けていて、3年ほど前に某映画祭に(今回の「ほぼ丸ごと未公開! 傑作だらけの合同上映会」でも使用した)自分で作った日本語字幕版の素材を持ち込んだのだけど、…
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i-D Japanの『ソニータ』の映画評でも指摘されているけれど、リアーナはバルバドスからの移民であり、移民界のスーパースターである彼女は「社会の片隅に追いやられた現代の若者たちをエンパワーメントさせる希望の象徴的存在」であるというのはきわめて重要…
もうすぐキネカ大森にて「ほぼ丸ごと未公開! 傑作だらけの合同上映会」(の前半戦)が開催されます。どの作品も担当メンバーの思いのこもった映画ばかりなので、ぜひぜひお越しくださいませ。『サマーズ・タウン』の字幕にはTheピーズへの、『ニュー・カン…
どうでもいいけど、映画イベントをする上での自分の基準として2017年10月時点でのオールタイム・ベストテン映画を選んでみた。ちなみに10年前に選んだオールタイム・ベストテンはこちら。 01.『ジョージア』(1995年アメリカ/フランス 監督:ウール・グロス…
ノア・バームバックはグレタ・ガーウィグと出会って以降、つまり『ベン・スティラー 人生は最悪だ!』以降の作品で必ずポール・マッカートニーの楽曲を使用してきたのだが、最新作の『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』では久しぶりにポールの楽曲を一切…
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Febbが今年発表したアルバムはビート集の『BEATS & SUPPLY』、2ndソロの『So Sophisticated』、ミックステープの『PNC』、GRADIS NICEとの共作の『L.O.C -Talkin’ About Money-』で合計4枚という認識。この辺りの数え方は人によって違うかと思うので念の為。
GRADIS NICE & YOUNG MAS/L.O.C -Talkin' About Money- ★★★★★ 今年4枚目となるFebbの新作はGRADIS NICEの全面プロデュースによるラップ・アルバム。8月に発表されたミックステープ『PNC』で風向きが変わったのか、春に発表された『So Sophisticated』での賛…
「アメリカ映画が描く『真摯な痛み』Vol.2」に続く上映イベントでケン・ローチの最高傑作の一つである『The Price Of Coal(石炭の値打ち)』の2部作を上映したいので、彼の映画会社のシックスティーン・フィルムズにメール。さっそく返信があるものの、ケン…
『Super Dark Times』は1995年が舞台なんだが、アメリカの郊外で暮らすティーンエイジャーの主人公が、自転車に乗りながらウォークマンでバッド・レリジョンを聴いているという描写は物凄く的確。当時のエピタフ・レコーズやルックアウト・レコーズ周辺のア…
それなりに話題になっている映画『Super Dark Times』だけど、アメリカと同時に日本のiTunes Storeでもリリースされてますね。興味がある人はどんどん観ればいいと思いますー。
『Better Watch Out』は『ホーム・アローン』+『ドント・ブリーズ』な限定状況サスペンスかと思いきや…という内容なんだけど、予告を観ると完全にネタバレしてますな。あとラモーンズの「Merry Christmas (I Don't Want To Fight Tonight)」は最高のクリス…
YouTubeのコメントでも指摘されてるけど、Awichの「Remember」のPVでYOUNG JUJUが彼女の肩に手をまわす時に、手が胸に当たらないようにしていて動きがギコチなくなっているのが可愛い。KANDYTOWNなら断然YOUNG JUJU派。サングラスを取ったら「アンタ誰?」っ…
11月11日に開催されるHOT 97 SUMMER JAM TOKYOで(ケロケロボニトのセーラさんも大好きな)ヤングM.A.が来日するのヤバすぎーる。AwichやJP THE WAVYといった旬な面子やキッド・インクなんかも出演するし、超最高のイベントじゃないっすか。 そういえばAwich…
「ほぼ丸ごと未公開! 傑作だらけの合同上映会」のチラシが完成して各地の映画館に徐々に置かれ始めているところです。見かけたらぜひ手に取ってみてください、で、チラシの見開きに載っている上映作品9本の場面写真を見て気付いたんだが、その中で登場人物…
とりあえず「アメリカ映画が描く『真摯な痛み』Vol.2」の宣伝活動は今月後半以降から本腰を入れる予定なので、いつもこのブログを読んでくださっている方はそれまでに格安の早売りチケットを入手しちゃってくださーい。『ドント・シンク・トワイス』は昨年の…