ゴーゴーズから多大な影響を受けたリンダ・リンダズの1stアルバム『Growing Up』と時期を合わせるかのようにリリースされたゴーゴーズのトリビュート・アルバム『If You Gotta Go-Go, Go-Go Now』は、20年前にブロンディをトリビュートした『How Many Bands Does It Take To Screw Up A Blondie Tribute?』に続くアーロン・マーシャルがアートワークを手掛けるシンパシー・フォー・ザ・レコード・インダストリー発のトリビュート・アルバム・シリーズの第2弾。そして、『How Many Bands Does It Take To Screw Up A Blondie Tribute?』も『If You Gotta Go-Go, Go-Go Now』も、キム・シャタックがマフス以外のプロジェクトで参加していると言う共通点がある(ブロンディのトリビュートにはベアーズで、ゴーゴーズのトリビュートにはクーリーズで参加)。
今回のゴーゴーズのトリビュートでは、もうこの世にはいないので演奏には不参加のキムだが、意外な形で声での参加を果たしている。キムが死の直前に楽曲提供していたジュニパーも「Turn To You」のカヴァーで参加しているので、改めて音盤上での対バンを果たしたことに感慨深くなってしまった。