リリー・ウォシャウスキーが、かねてから囁かれていた「マトリックス」はトランスについてのアレゴリーだという説を認めた…! https://t.co/uoIL1fquGE
— Hervé Guibertは映画が好き。 (@herve_guibert) 2020年8月5日
そんな説あったんだね?と思ったのだが、
— Hervé Guibertは映画が好き。 (@herve_guibert) 2020年8月5日
・トーマス・アンダーソン/ネオの二重生活はクローゼットの中の(オープンにしていない)トランスの存在を意味している
・「赤いピル」は赤いエストロゲンの象徴
・権威的な人物はネオをミスター・アンダー
— Hervé Guibertは映画が好き。 (@herve_guibert) 2020年8月5日
ソンと呼ぶが、仲間たちはネオが自分で選んだ名前で呼んでいる
などなどが指摘されていたそう。
そしてそして、スウィッチは当初、現実世界では男性、マトリックス内では女性というキャラクターだったそう。おおお…
おお、つい最近でも映画『トランスジェンダーとハリウッド:過去、現在、そして』の中でリリー・ウォシャウスキーは「『マトリックス』シリーズはトランスについての物語じゃない。制作中に感じたのは自分の中に潜む煮えたぎるような怒り」と言っていたのに。じゃあ、その「怒り」はどこから来たのかといえば、トランスジェンダーの人間が生きづらい世界に対する怒りであったということだな。だから『マトリックス』は切実な怒りを伴った名作になったのだろう。時代によって言説は更新される、マイノリティの人間が言えなかったことが言えるようになっていく、という好例だと思う。