ウィータスの新作ライヴ・アルバム『M』にラッシュ「Time Stands Still」のカヴァーが収録されてる! ラッシュの「Time Stands Still」収録の『Hold Your Fire』と『Power Windows』辺りのアルバムは彼等の一般的なイメージのハード・プログレというよりは、ほぼパワー・ポップ&ほぼウィータスな内容で最高なんです(という話を3月のナードマグネットのツーマンライヴ終了後の居酒屋でした記憶がある)。ウィータスのブレンダンがラッシュ好きなのは「Spirit Of The Radio」な「The Song That I Wrote When You Dissed Me」を聴けば分かるでしょ。
さらにこのライヴ・アルバムでは、ウィータスが「In The Melody」の中でリスペクトを捧げていることでもお馴染みの「カナダのR.E.M.」ことトラジカリー・ヒップ(映画『ロング・タイム・ランニング』は必見)の「My Music At Work」のカヴァーもやっているという大サービスっぷりで嬉しすぎる。
ラッシュの「Time Stands Still」はエイミー・マンによるコーラス・ワークも素晴らしい(彼女はPVにも出演)。ウィータスはこのコーラスまで完コピしており、「さすが分かってらっしゃる!」といった感じ。そういえば最近思ったんすけど、『フリークス学園』でジェイソン・シーゲル演じるニックがラッシュ好きかつドラマーであるという設定なのは、おそらく英国学園コメディの傑作『グレゴリーズ・ガール』へのオマージュですよね。