the MUFFSの最後のアルバムが発売になった。
— Hamamo (@iekei_no1) 2019年11月28日
KimがALSと戦いながら身体が動かなくなってもベッドの上で歌って完成させたアルバム。
あの力強い歌声もシャウトもないけど最高なメロディーとあの優しい歌声に力しか感じない最高のアルバム。
でもやっぱり涙が止まらない。#theMUFFS#つまりそういうこと pic.twitter.com/GCsd3Famol
いや、だーかーらー、マフスの『No Holiday』に対してそうやって勝手に嘘の事実を捏造して感傷的になるのってマジでバンドとキム・シャタックに対して失礼だと思いますよ。キムは「ベッドの上で」(これは「寝たきり状態の病床の上で」という意味だろう)歌ってなんかないっつーの。本作でギターを弾いたアダム・シャリーが「Nothing really new could be recorded in terms of singing, because she couldn't sing anymore(新しく歌を録音することはできなかった。なぜなら彼女はもう歌えなくなっていたから)」と証言しています。本作はキムが新作に向けて録り貯めていたデモ音源にバンドとして音を重ねて仕上げられているので、キムの歌声にこれまでの作品のような力強さがないんだとしたら、それはバンドとしての正式なレコーディングに向けたデモ音源だったから軽く流して歌っていただけ、でしょう。もし本作に感動するんだとしたら、何としてでもアルバムを完成させようとしたキムのディレクションと、そのキムの想いに応えて困難なレコーディング・プロセスを乗り越えたメンバー達の熱のこもった演奏に対してだと思います(もちろん、その楽曲の素晴らしさに対しても)。