みのミュージックでビートルズのホワイト・アルバムを仮想の1枚組にするホワイト・アルバム・チャレンジをやっていたので、自分も1枚組を想定して選曲してみた。Apple Musicのプレイリストはこちら。
(A面)
1. Back In The U.S.S.R.
2. Dear Prudence
3. Glass Onion
4. Ob-La-Di, Ob-La-Da
5. While My Guitar Gently Weeps
6. Happiness Is A Warm Gun
7. I Will
(B面)
8. Birthday
9. Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey
10. Piggies
11. Blackbird
12. Sexy Sadie
13. Helter Skelter
14. Good Night
ポイントとして、これまでのアルバムの通例に従って全14曲で、リンゴは1曲、ジョージは2曲。
オリジナル盤の大まかな流れは踏襲。「Back in the U.S.S.R.」で始まり、「Good Night」で終わる。
ホワイト・アルバムの大きな特徴にもなっている、2枚組でなければオミットされていたであろう小品/実験/手癖曲を排除。「Why Don't We Do It in the Road?」とかさ。とはいえ、個人的にはそうした楽曲は大好きで、だからこそポール・マッカートニーの最高傑作は『McCartney II』だと思うわけで。
ビートルズの中期のアルバム群のようなジョンとポールが競い合っている感、それによる各人の個性の違いを強調する。B面の後半には気が利いたジョンのスパイシーな逸品を置く(「Sexy Sadie」がそれに該当。『A Hard Day’s Night』における「You Can’t Do That」的な立ち位置)。
「Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey」〜「Piggies」の流れは「Good Morning Good Morning」を念頭に置いた動物繋がり。
全体的にはビートルズのポップな面が強調された形になったかな。そしてポールの曲は彼がソロになってからライヴで演奏している曲ばかりになったという。
でもまあこれで改めて思ったのはホワイト・アルバムってのは(要所要所で名曲を出しつつもスランプに陥りかけていた)ジョン・レノンがオノ・ヨーコと出会って復活したアルバムだったのだなあということだ。リンゴが歌った「Good Night」もレノン作だし。
最終的な結論としては、そのまとまりのなさも含めてホワイト・アルバムの大きな魅力だと実感したという次第です!