映画『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の原作本『Aldrig Godnatt』の英語版『Never Goodnight(おやすみは言わない)』がついに出版されたので当然購入。スウェーデン語では理解しづらかった部分も、ようやくこれできちんと理解することができました。『Never Goodnight』を読んで分かるのは、『ウィ・アー・ザ・ベスト!』は実はかなり原作に忠実な脚色をされていたということ。原作に登場するエピソードは微妙にアレンジされつつも、ほとんど全てが映画に盛り込まれております。原作も映画同様にとても素晴らしいっすよ。12歳の心の機微が丁寧に描かれている。
↑「私達に演奏なんて出来るわけがない、なんて言ったバカ野郎ども。あいつらの言う通りになっちゃっていいの!? 私はやめないよ。絶対にやめたりなんてしないから!」。彼女達はキュアーの『Pornography』を聴いて戦う気力を取り戻す。『ウィ・アー・ザ・ベスト!』も『リリア 4-ever』も、その物語を貫く反骨精神は全く同じ類のものだ。そして、それはルーカス&ココ・ムーディソン夫妻が大ファンであるマイリー・サイラスに引き継がれているんだと思う。
↑「コンサバ野郎は死ね! 私達は最高!」。『ウィ・アー・ザ・ベスト!』という映画のタイトルはここから採られているわけだ。