そういえばダイ・アントワードが「Fatty Boom Boom」のPVでレディー・ガガを皮肉った理由をきちんと理解していない人が多すぎなんで一応書いておくけど、これって彼等が菜食主義者であることがすごく大きいんすよ。だから肉のドレスを着ていたレディー・ガガを皮肉ったってわけ。
ダイ・アントワードのニンジャとヨーランディが菜食主義者であることは、たとえば「Cookie Thumper!」での「I smell lovely cause I don't eat meat(肉を食わないから私はいい匂い)」というラインなどできちんと明言されているし、マックス・ノーマルTV時代には彼等流の「菜食主義の勧め」である「Eat Meat」なんて曲を発表しているわけだし(ダイ・アントワードの「Super Evil」の原型)。
そもそも、「ニンジャ」というステージネームを名乗ったり、「Beat Boy」で描かれる性的妄想の元ネタが『The Tao Of Health, Sex, And Longevity』だったりといった彼等の東洋文化に対する興味が、彼等の実生活における菜食主義と強く結びついているであろうことはちょっと考えれば分かることであってさー。
「Eeat Meat」
次の曲は南アフリカの人種差別主義者達についての歌です。我々マックス・ノーマルTVは人種差別は間違っていると考えます。なぜなら、それは人々を麻薬中毒や悪魔崇拝といったさらに悪い方向に導くものだからです。マックス・ノーマルTVは人種差別に対して「NO!」を突き付けます。ドラッグに対して「NO!」を突き付けます。そして、罪のない動物達を悪魔的目的のために殺生することに対して「NO!」を突き付けます。なぜなら、これらは間違っていて、超邪悪なことだからです。
(中略)
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この辺の本気とユーモアが渾然一体となっている感じが分からない人はダイ・アントワードの本質をこれっぽちも理解できていないと思う。