2020年12月20日(日)に渋谷ユーロライブにおいて、はみ出し者映画の特集イベント「サム・フリークス Vol.10」を開催します。『ゴーストワールド』の元ネタであり、元祖『エイス・グレード』かつ元祖『ブックスマート』かつクリスマス映画でもある『マリアンの友だち』と、ロック映画の金字塔『タイムズ・スクエア』の2本立てです。前売チケットはPeatixで販売中です


2021年3月6日(土)に渋谷ユーロライブにおいて、はみ出し者映画の特集イベント「サム・フリークス Vol.11」を開催します。今回はジョン・セイルズのシスターフッド映画『ゴー・フォー・シスターズ』(日本初上映)と、児童映画の極北というべき傑作ドキュメンタリー『子供たちをよろしく』の2本立てです。前売チケットはPeatixで販売中です


マフスのキム・シャタックの追悼記事をローリングストーン ジャパンに執筆しました


「ダム・インク(Dumb Inc.)」名義での活動も。
バンドキャンプで「隣り合わせ」や「」といった曲などが試聴&フリーダウンロードできます。SoundCloudもあります。


★★★★★=すばらしい ★★★★=とてもおもしろい ★★★=おもしろい ★★=つまらない ★=どうしようもない


10月18日のオフ会で特集する『Det Nya Landet(英題:The New Country)』は、ルーカス・ムーディソンの『リリア 4-ever』へ向けての萌芽が見られる作品なので、そういった視点からも観賞してもらいたいっすね。ルーカス・ムーディソンは同じモチーフを何度も繰り返す人なので、『リリア 4-ever』で印象的だった「マクドナルド」「キリストの絵」といったモチーフはすでに『The New Country』で見ることができます。


また、ルーカス・ムーディソンが繰り返しているモチーフでもっとも重要な物の1つが「ゲロ」。『ショー・ミー・ラヴ』でも『エヴァとステファンとすてきな家族』でも『リリア 4-ever』でも『A Hole In My Heart』でも『ウィ・アー・ザ・ベスト!』でも、そして『The New Country』でも、主人公がゲロを吐くシーンがあるのです。これはルーカス・ムーディソンがはみ出し者を好んで描くことと密接に結びついていて、要するに主人公がゲロを吐くのは、彼等の世界に対する違和感の表明になっているのであります。そして、「世界に対する違和感の表明」が文学的だったり勿体ぶった表現にならずに、「ゲロを吐く」というダイレクトな形で表現できることこそが、まさにルーカス・ムーディソンの強みであると思います。


ちなみに『A Hole In My Heart』では主人公が吐いたゲロを他人にムリヤリ飲ませるという最悪のシーンがあるんだが、これが『A Hole In My Heart』の本質を的確に表しているわけで、やはりルーカス・ムーディソンにとって「ゲロ」は重要なモチーフなのだと思います。