『ショー・ミー・ラヴ』が1999年のスウェーデン・アカデミー賞を独占した時のルーカス・ムーディソン組の授賞式での振る舞いが、まんま『ウィ・アー・ザ・ベスト!』で最高。こんな記事にもなっている通り、主演女優のアレクサンドラ・ダールストレム*1がスピーチで「これから世の中に蔓延している性差別と固着観念について話したいと思います…」とか言い出して主催者側が止めに入るわ、ムーディソンはムーディソンで「呼ばれたんで来てみたけど、こんなオペラハウスに来る今日の客みたいな気取った連中には僕の映画は観てもらいたくないと思った」とか言ってブーイングを受けるわ、客席に向かって中指を突き立てるわで素晴らしすぎる(以降のスウェーデン・アカデミー賞に彼が出席していないのはたぶんこれが原因)。あとスピーチの締めでは「きちんと税金は払いましょう。制限速度を守って車を運転しましょう」とか言っていて、明らかに権威をナメまくった態度を貫いていて信用できるなあ、と。そりゃあこういう人が『ウィ・アー・ザ・ベスト!』みたいな映画を撮るのは当然って話っすよ。
↑この騒動の動画もありますね。「脚本賞は…」の時点からすでに中指を突き立てていて最高。ほんとに気取った奴等が嫌いなんすね。
*1:ちなみに彼女は『リリア 4-ever』にも助監督&通訳として参加している。